【鹿児島】妙見温泉 妙見 石原荘 日帰り入浴 ★★★★

鹿児島県霧島市にある妙見温泉「妙見石原荘」の入浴レポートです。

最終更新日  2022/3/24 訪問日  2016/9月下旬

【妙見温泉 妙見石原荘】基本情報

みょうけんおんせん みょうけんいしはらそう

住所:〒899-5113 鹿児島県霧島市隼人町 嘉例川4376番地
TEL:0995-77-2111
公式サイト

⇒「妙見石原荘」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

1泊2食付 23,760円~83,160円 お一人様△ 素泊まり× 湯治対応× 自炊×
1名利用35,640円~(1名利用は直電又は公式サイトからの予約のみ)

口コミ総合評価:Google 4.6点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆全国屈指の有名旅館に泊まりたい
◆源泉掛け流し100%のハイクラスな宿が好き
◆渓流沿いの露天風呂に入りたい


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【日帰り入浴】

営業時間:11:00~15:00(~14:00受付)
※大浴場は4:00まで(月又は火曜10:00~12:00は清掃)
料金:大人1,200円 小人600円 貸切1,000円/30分
定休日:

ランチ 11:30~15:00(13:30L.O.)要予約
入浴+ランチ 6,050円~18,150円
個室料+浴衣3,630円

「九州温泉道」対象施設です

 

【妙見温泉 妙見 石原荘 日帰り入浴】

 

「妙見石原荘」は、鹿児島県を代表する有名旅館です。

全国的にみても、一度は泊まってみたい高級旅館に必ずランキング入りしている宿だと思います。

妙見温泉のことをそれほど知らずとも、

鹿児島の「石原荘」と聞けば、あぁ知っているという高級旅館フェチの方が多いことでしょう^^

 

妙見温泉は鹿児島空港から車で20分弱という好立地なので、

本州から遠いようで意外と近いのです(^^♪

 

今回は近くにあるリニューアルした「おりはし旅館」に宿泊しましたが、

機会があれば「妙見石原荘」にも泊まってみたいので、偵察がてら日帰り入浴でお邪魔しました。

 

この手のハイクラスの宿で日帰り入浴を受け付けているのが奇跡です・・・。

しかも、「九州温泉道八十八湯」の対象施設です^^

 

「石原荘」の場所は、天降川と並走する国道233号線沿いにあります。

 

「石原荘」は国道から坂道を下りてきたところにあるのですが、

車で来る場合には入口が2カ所あります。

一つはフロント前、もう一つは100mほど離れた温泉棟のある日帰り用の駐車場前です。

こちらは、フロント前に下りてくる入口です。

 

日帰り入浴の受付はフロントで行っており、代金を支払ってから領収証を持ってお風呂に向かいます。

敷地内は車で移動できないので、一旦はフロント前に駐車して受付を済ませてから、

再び国道に戻りもう一カ所の駐車場に向かうことになります。

フロントのある本館の建物。

石畳と緑に囲まれていて、国道沿いとは思えない雰囲気。

隣りの「石蔵」も素敵です。

〇〇大学の図書館みたいな・・・。

石蔵の入口

石蔵の裏口

中はアートギャラリーの様なレストランになっています。

 

日帰りプランは入浴+ランチ 5,900円~17,820円、

個室休憩は浴衣付でプラス3,564円で利用できるのですが、

昼間は入浴だけのお客さんよりも食事プランで訪問している方が多い印象でした。

 

本館の正面玄関

入口には彼岸花、玄関には鹿威しとミニ庭園。

ガラス張りのロビーはブティックのショーウィンドウのようでした。

玄関入ってすぐ左手にフロント、右にお土産コーナーがありました。

 

まだチェックイン時間前なので、スタッフはそれほどおらず。

フロントにいたのは若い金髪の外国人男性だけ。

 

こんなところにまで外国人の従業員が!と少々ビックリしましたが、

流暢な日本語の説明にさらにビックリ!

あっけにとられて九州温泉道のスタンプを押してもらうのを忘れました(^_^;)

 

日帰り入浴の領収書を受け取ってお風呂へ向かいます。

 

「妙見石原荘」のお風呂は

  • 男性用大浴場 内湯1
  • 女性用大浴場 内湯1
  • 男性用露天風呂1 (日帰り時間外は混浴)
  • 女性用露天風呂1 (日帰り時間外は貸切制)
  • 貸切露天風呂1(別料金で日帰り利用可)
  • 足湯1

があります。

 

お風呂はフロントから50mほど離れた別棟にあります。

 

貸切露天風呂を除くと、日帰りで利用できるのは男女ともに内湯と露天風呂が1つずつとなっています。

 

一番離れたところにある混浴露天風呂は日帰り営業時間中は男性専用です。

宿泊の場合、混浴でのバスタオル巻、湯浴み着の着用はOKです。

「妙見石原荘」敷地内の見取図

左の黄色い丸がフロント、右の黄色い丸が温泉棟です。

フロントと温泉棟のそばに駐車場が2箇所あります。

日帰り用の駐車場からお風呂までは15m位の距離です。

大浴場がある近くには「天降門」という屋根付の長い通路があり、途中には飲泉所もありました。

ちょっとだけ金気臭のするお湯ですね。

この飲泉所とフロント近くの川沿いにある足湯は同じ源泉を使用しているようです。

「天降殿」と書かれているのが大浴場のある建物です。

フロントからは50mくらい離れており、離れのような造りになっています。

館内に入るとオシャレなロビーがありました。

受付のカウンターにはデジタルフォトフレームがあり、

霧島の観光名所がスライドショーで映し出されていました。

 

写真中央にある白い塊は・・・

近くにある「和氣神社」の神遣い、白いイノシシ「わけちゃん」です♪

 

受付は無人だったので、フロントで受け取った領収書を置いておきました。

「天降殿」のデッキと川の眺め。

天降川の本流は意外と大きな川なので、眺めもダイナミックです。

 

 

さっそくお風呂に向かいます。

 

【妙見温泉 妙見石原荘 天降殿(男女別大浴場)】

男女別の大浴場は廊下の突き当たりにあります。

手前が男湯、奥が女湯でした。

脱衣所には替えのタオルが置いてあり、さすが高級旅館です。

こちらが女性用の大浴場(内湯)です。

お風呂よりも先に壁のレリーフに目が行きました。

壁には、「皇神伝説ー恋歌」 池川 直 1994年 と書かれています。

海と女神がテーマになっているのかな。

ボッティチェリのようなやわらかい雰囲気の壁画です。

お風呂はメインが扇形の15人サイズ、隣にはサウナ用の小さな水風呂があります。

大浴場は内湯だけですが、窓が大きく取ってあり、眼下には天降川も見えて開放感があります。

お湯はうす緑褐色のにごり湯で豪快なかけ流し。温度は41度ちょっと。

ハイクラスの宿ではお湯がイマイチということも多いですが、

妙見石原荘は温泉に対するこだわりが強く、加水加温なしの源泉100%です!

 

「妙見31号」泉温54.8度 湧出量-(-)
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)pH6.4

廊下には浴槽ごとの湯量と温度も掲示されていました。

架空の魚なのかな。口からはゴーゴーとお湯が注がれています。

湯量も豊富なので、鮮度も良いです。

オーバーフローするお湯

サウナと水風呂

サウナの利用時間は15:00~23:00までの宿泊者専用です。

水風呂の方も蛇口はなく、壁に空いた穴から水が出ているのが何となくおしゃれ。

シャワー台とシャンプー。

シャンプーのメーカーは分かりませんが、きっと良いものなのでしょう^^

天狗の団扇のマークが入った桶がずらりと並んでいました。

霧島には天孫降臨の神話とともに天狗伝説もあるのですね。

モダンな宿ですが、こういう和の小物遣いがなかなかニクイです。

 

【妙見温泉 妙見石原荘 七実の湯(貸切露天風呂)】

続いて廊下の中ほどに出入り口がある露天風呂へと向かいます。

露天風呂の出入り口。

2つある露天風呂はいずれも貸切なのですが、日帰り営業中は「七実の湯」が女性専用となっています。

 

露天風呂「七実の湯」

10:00~15:00 女性用露天風呂
15:40~23:30 貸切露天風呂 1回30分予約制

川岸の方に下りて行くと貸切風呂「七実の湯」の扉があります。

入口の前にスノコが置いてあり、ここに靴があれば先客さんがいると分かります。

日帰り営業中は貸切ではないので、カギを掛けないで利用してくださいと書かれていました。

扉を開けると左に脱衣棚、川の両側には高い塀がありますが、正面からの眺めはなかなか豪快です。

こちらが貸切風呂「七実の湯」です。

4~5人サイズの長方形の浴槽です。

床は板張り、浴槽の間にはオーバーフローしたお湯が流れ込む隙間があります。

 

温度は41度ちょっと。

お湯は大浴場と同じ源泉を使用していて、やや金気臭のする薄緑褐色のにごり湯です。

 

「妙見31号」泉温54.8度 湧出量-(-)
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)pH6.4

 

他にお客さんがいると気を遣う小さなお風呂ですが、

貸切だとなかなか贅沢な露天風呂です。

目線を上にずらすと、天降川の景色が良く見えます。

川の方を覗きこむとこんな景色が。

川側から見るとこんなお風呂になっています。

 

【妙見石原荘 陸実の湯(貸切露天風呂】

 

今回は利用しませんでしたが、有料の貸切風呂と混浴露天風呂もあります。


先ほどの「七実の湯」よりも川に張り出した形になっています。

「陸実の湯」(貸切露天風呂 6:00~23:30 1組1回1,000円 *日帰り利用可

 

【妙見石原荘 椋の木(混浴露天風呂)】

こちらは、フロントとは逆方向の一番離れた場所にある混浴の野天風呂「椋の木」です。

日帰り営業時間帯は男性専用になっています。

川との一体感を楽しめる一番人気の露天風呂です。

天降川は水量が多いので、かなり迫力があると思いますよ。

(画像は宿提供/一休.com)

苔むした岩に囲まれていて、風情があります。

女性は泊りでないと入れないのが残念ですね~

 

「椋の木」

10:00~15:00 男性用露天風呂
15:00~24:00、6:00~10:00 混浴露天風呂

 

【妙見石原荘 足湯】

「妙見石原荘」の足湯はおまけの存在ではなく、これがまたスゴイのです。

フロントと石蔵の間には川沿いに下りて行く階段があります。

階段には足ふき用のタオルが置いてあり、サービスが良いですね~

こちらが足湯です。

川の水しぶきが飛んできそうな場所にあり、

足湯につかりながら天降川の眺めを楽しむことができます。

源泉の周りを見ると、岩が茶色く染まっていて成分の濃さを物語っています。

「妙見25号」泉温51.5度 湧出量-(-)
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)pH6.3

足湯からの眺め

左を見上げると「妙見石原荘」の本館の建物。

右奥の方を見上げると、茅葺の三角屋根。

あちらは、妙見温泉の湯名旅館「雅叙園」です。

 

空港から近くて、こんなに野趣あふれる高級旅館、しかも源泉かけ流し100%。

他を探してもないでしょうね・・・。

 

【妙見石原荘 温泉の感想】

 

フロントのある本館や、隣の石蔵の建物はさすがに名旅館と言われるだけあって、雰囲気は抜群でした。

お風呂のある天降殿もセンスの良いモダンな雰囲気で、歩きながら唸ってしまいました^^

 

今まで行ったことのある旅館に無理やり例えると、

長野県の「岩の湯」と伊豆の「あせび野」を足して2で割った感じです。

大浴場のレリーフは福島県の「向瀧」を思い出しました。

各地で評判の良い旅館をいろいろ併せ持った雰囲気ですね^^

 

お客さんも温泉利用だけでなく、食事プランで来ているようで、

正装に近い恰好をした上品な人が多かったです。

 

接客は意外と気さくというか、若い男性が多いせいもありますが、

こちらが緊張するような格式ばった対応ではなかったです。

日帰り客だからと言って軽くあしらわれるという感じもなく、とても好印象でした。

 

欲を言えば、せっかく宿の雰囲気が良いのに、

国道から近すぎるせいで、別世界に引き込まれるとまで行かないのがちょっと残念かな。

日帰り客も多いので、やや観光スポット化しているような印象も受けました。

 

でも、部屋数は少ないですし、

ダイナミックな渓流沿いにあって、露天風呂も野趣あふれる雰囲気なので、

宿泊してみるとまた違うのかもしれません。

 

泉質★★★★4.3

お風呂の雰囲気★★★★4.4

清潔感★★★★4.7

接客サービス★★★★4.6

⇒「妙見石原荘」をインターネットで予約する

 

【妙見石原荘 宿情報】

チェックイン/チェックアウト 14:00~(プランにより16:00~)/~11:00
クレジットカード〇
携帯電話送受信〇 wifi△
エレベーター× バリアフリー×

 

【妙見石原荘 客室タイプ】

本館山側和室【8畳+談話スペース】|8畳6㎡・・・ 21,384円~
本館和室【川沿い】2間|8畳+次の間4.5畳 ・・・・23,760円~
本館和室特別室【川沿い】3間・・・・・・・・・・・41,580円~
石蔵和室【川沿い】定員6名・・・・・・・・・・・・45,144円~
石蔵和洋室【川沿い】定員3名・・・・・・・・・・・45,144円~

【妙見石原荘 食事情報】

食事:部屋食・食事処(個室)・レストラン
夕食:17:30~19:30L.O.(~22:00)
朝食:7:30~

【妙見石原荘 温泉情報】

◆お風呂

男女別大浴場 内湯各1
貸切露天2(うち1つは日帰り女性用) 混浴露天1(日帰りは男性専用)
足湯1

◆源泉

@内湯・貸切露天 H22.4月の分析書
「妙見31号」泉温54.8度 湧出量-(-)
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)pH6.4
蒸発残留物 1,217mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,755mg/kg 成分総計2,251mg/kg
メタケイ酸228.8mg/kg 遊離二酸化炭素495.4mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

@足湯・飲泉所 H12.4月の分析書
「妙見25号」泉温51.5度 湧出量-(-)
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)pH6.3
蒸発残留物 1,340mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,112mg/kg 成分総計2,847mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



 

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