最終更新日 | 2022/4/18 | 訪問日 | 2014/8月下旬 |
【大沢温泉 山水閣】基本情報
おおさわおんせん さんすいかく
住所:〒025-0244 岩手県花巻市湯口大沢181
TEL:0198-25-2021
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付 9,000円~25,000円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応〇 自炊〇
自炊部素泊まり 2,777円(税抜)~
口コミ評価:Google 4.4点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆歴史ロマン溢れる宿が好き
◆両親や大切な人を招待したい
◆渓流沿いの露天風呂が好き
◆いろんなお風呂に入りたい
◆混浴ファン
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【日帰り入浴】2022.1.1改定
営業時間:7:00~20:30受付(21:00閉館) 自炊部受付
料金:大人700円 小人400円
山水閣「山水の湯」「家族風呂」以外全て利用可能
*11:00~14:00は1,200円で山水閣「山水の湯」も利用可(タオル付)
食事処「やはぎ」
営業時間7:00~9:00、11:00~14:00、17:00~21:30
【大沢温泉 山水閣 日帰り入浴】
大沢温泉は花巻南温泉峡(他に「鉛温泉」「渡り温泉」)の一つです。
東北道「花巻南IC」から15分というアクセスのよい立地にありますが、
緑に囲まれた渓流沿いにあるので、秘湯ムードはバッチリです。
しかも、
- 大沢温泉は高級旅館の「山水閣」
- 水車小屋と茅葺屋根の「菊水館」
- 古き良き時代の湯治宿をそのまま体験できる「自炊部」
に分かれており、好みに合わせて違った情緒を味わえる、一粒で3度おいしい?宿です。
自炊部の日帰り入浴の営業時間も長く(7:00~20:00受付)、入浴可能なお風呂も多彩です。
日帰り入浴は通常、自炊部での受付となるのですが、
今回は「山水閣」のお風呂にも入ってみようということで、
「山水閣」の日帰り入浴を利用しました。
*「菊水館」は、本館につながる橋の工事のため、2018年10月からしばらくの間休館となります。
「山水閣」の外観
瓦屋根の鉄筋コンクリート2階建て。
駐車場前は日本庭園風になっていて、高級旅館の佇まいがあります。
玄関を入るととても立派な旅館で、本当に日帰り入浴を受付けているのかなぁ?
と思ってしまうほど。
接客もとても丁寧です。
あまり大々的には宣伝していませんが、
11:00~14:00の間、1,000円で自炊部での日帰り入浴+山水の湯に入浴できます。
宿泊時についてくるフェイスタオルの入ったアメニティ用の巾着付で、
バスタオルレンタルは無料でした。
フロントでもらった見取り図。
渓流を挟んで3つの建物に温泉が点在しているので、場所を把握するが大変。
日帰りの場合は半日~1日かけてゆっくり廻らないともったいない宿です。
【大沢温泉 山水閣 大浴場】
まずは、旅館部「山水閣」のお風呂から。
廊下はピカピカ。白木をふんだんに使っていて高級感が漂っています。
美術品や大沢温泉の歴史を展示するスペースなどもあります。
ここ数か月はあまり高級志向の温泉宿に行っていませんが、
両親を連れて来ても文句は言われないだろうなという立派な宿でした。
「山水閣」には
- 男女別大浴場(内湯・露天風呂)の「山水の湯」(「山水閣」宿泊者限定)、
- 半露天風呂の「豊沢の湯」(自炊部での日帰り入浴も可能)、
- 家族風呂2つ(「山水閣」宿泊者限定)
のお風呂があります。
「山水の湯」入口
脱衣所入り口は畳敷き
脱衣所のフローリングもピカピカ。
いい香り が漂っていました。
洗面台にはアメニティも揃っています。
内湯は10~12人サイズの檜の浴槽
大理石の床に窓が大きく取ってあり、高級感が漂っていました。
かけ湯も源泉を使用。
柔かくてやさしい浴感です(アルカリ性の単純泉)。
ただ、あまりお湯に元気がないかなぁという感じがしました。
後で分析表を見ると、「山水閣」の方は家族風呂以外、循環併用のようです。
塩素系薬剤使用とありましたが、塩素臭は皆無でした。
硝子戸をあけると露天風呂もあります。こちらは6人サイズ。
お風呂からの眺め(立って見える景色)。
2日続けて大雨だったので、川は濁流になっていましたが、
対岸には家もないので、解放感は抜群です。
大浴場のシャンプーはPOLA製でした。
湯上りに冷水・冷茶のサービスもあります。
隣には家族風呂が2つあります(「山水閣」宿泊者限定)。
浴槽は1~2人サイズ。(画像は宿提供/じゃらん)
家族風呂の利用時間は15:00~24:00と翌朝6:00~10:00
今回は入り損ねましたが、「豊沢の湯」という半露天風呂もあります。
「豊沢の湯」入口
半露天で夏は窓が取り払われるので、渓流の眺めも最高です。
【大沢温泉 湯治屋(自炊部)】
続いて自炊部へ。
「山水閣」の廊下から階段を降りて接続部分を通り抜けると「自炊部」があります。
さきほどの高級旅館の雰囲気とは一転、タイムスリップしてきたような錯覚を起こします。
自炊部 玄関(画像は宿提供/JTB)
自炊部の休憩室
隣の帳場も休憩室も、玄関~廊下の雰囲気は古き良き時代の湯治宿そのままです。
自炊部の売店にはちょっとした生鮮食料品もあります。
アイス、飲み物、冷凍食品も豊富。
自炊部の調理室。ガス台もレトロでした。
ただ、朝昼晩と営業している食事処があるので、
連泊しても結局ここで食べてしまうのかなぁ、なんて。
【大沢温泉 「自炊部」のお風呂】
それでは、「自炊部」のお風呂に参ります。
自炊部には、
- 大沢温泉名物の混浴露天風呂「大沢の湯」、
- 女性専用露天風呂「かわらの湯」
- 男女別内湯「薬師の湯」があります。
まずは露天風呂から
丁寧に露天風呂まで「55m」と書いてあります^^
案内板にしたがって
階段を降りて行くと
ドアの向こうに水色のお風呂が見えました。
混浴なので、昼間は結局男性客ばかりですね。
ドアのすぐ右側に女性用の脱衣所、一番奥は男性用となっており、
男性客は湯船の奥の方にたむろしていました。
遮るものは何もないので、よほどの人でないと女性は入浴できないともいます。
「大沢の湯」は20:00~21:00までの1時間だけ女性専用です。
日帰りの受付は20:00まで、閉館21:00なので、日帰りでもギリギリ利用できますね。
「ながめの良い混浴露天風呂で景色のよい朝方に女性専用時間がないのは残念」
と思いますが、行ってみれば納得。
「自炊部」と「菊水部」を繋ぐ橋。
対岸に見える水車小屋と茅葺屋根の景色があまりに素敵だったので、
知らずに橋の上を歩いていましたが、
カメラを回しながら振り返ると
露天風呂が丸見えだったのでビックリ!
さいわい、入浴中の方は見えないところで涼んでいたようですが^^
というわけで、「大沢の湯」は手足だけ浸かってきました。
奥から見た「大沢の湯」
入浴するとこんな目線で景色が見えます。春はお花見もできますよ。
続いて、女性専用露天風呂の「かわべの湯」へ
脱衣所
お客さんがいたので写真は撮れませんでしたが、
渓流を間近に望めるので雰囲気は良かったです。
女性専用なのでゆっくりできるのもいいですね。
「薬師の湯」入口
脱衣所から見える浴槽。
吹き抜けになっている開放的な浴室。
4~5人サイズの四角いお風呂と、右にはもう一つ楕円形のお風呂があります。
この日は大雨だったからか、お客さんはここに集中していたようです。
浴槽が小さいということもあるかもしれませんが、お湯の鮮度は一番でした。
【「菊水館」のお風呂】
「菊水館」は自炊部の川向こうにある茅葺屋根の建物です。
「山水閣」よりもリーズナブルで「自炊部」よりはややゆったりした客室のようです。
自炊部の窓から見える川岸の茅葺屋根がとにかく秀逸でした。
広くて建物がたくさんあって、テーマパークのような感じですが、
人工的ではなく、昔からの佇まいを残していてとてもいい雰囲気です。
自炊部の中ほどに外に出る扉があるのですが、
菊水館の「南部の湯」の入浴時間は
6:00~9:00、14:00~17:00ということで、
入館したのがお昼前だったため入浴できませんでした。
残念(;一_一)
菊水館「南部の湯」(画像は宿提供/じゃらん)
このお風呂が一番風情があると常連さんには人気のようです。
「食事処 やはぎ」
さてと、小腹がすいたので自炊部の食堂に向かいました。
自炊部の玄関・帳場からこの食事処に向かう館内の雰囲気がとても気に入りました。
食事処「やはぎ」
宿泊者でなくても当然、利用できます。
おすすめメニュー
食品サンプルはあまり参考にならないかな^^
民芸調のお蕎麦屋さんといった雰囲気です。
自炊部の雰囲気とマッチしていてとても居心地がいいです。
朝は決まった定食メニューのみ、
昼・夕食は定食、麺類、丼物とメニューは多く値段もお手頃なので、
自炊部に連泊していても食事に困ることはなさそうです。
店の奥にセルフサービスのお茶類と食べ放題のお漬物も置いてあります。
とりあえず、湯上りに冷たいウーロン茶。
お蕎麦が好評ということで、天ざるそばを注文してみました。
白っぽい細麺ですが、田舎風でした。少し茹ですぎかも。
天婦羅は、ししとう、かぼちゃ、海老。
全体的に味はまあまあでした。
【食事処 やはぎ メニュー】
定食メニュー1、2
丼物、麺類(ラーメン、パスタ)
そば、一品料理
飲み物
【大沢温泉 自炊部館内・大沢の湯 動画】
【大沢温泉 山水閣 の感想】
今回は高級志向の「山水閣」から湯巡りを始めましたが、
建物によって風情が異なっていて、何軒も湯巡りするかのような楽しさがありました。
「山水閣」は新しくて綺麗ですが、だからと言ってつまらないということもなく、
センスも良く、両親を招待したりするにはとてもいい雰囲気でした。
自炊部の方は打って変わって、古いけれど綺麗で活気があって、
昔ながらの東北の湯治場ってこんな感じなのだろうなという
イメージ通りの秘湯宿でした。
川岸に見える茅葺屋根の「菊水館」と水車小屋もとても素敵で、
宿の中にいるだけで観光気分を味わえました。
名物の混浴露天風呂「大沢の湯」には入浴できませんでしたが、
館内を歩いているだけで楽しい、
何度も来たくなる宿でした。
泉質★★★★4.0
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.7
宿の雰囲気★★★★4,9
接客サービス★★★★4.7
【お花見・紅葉情報】
◆桜の開花時期
4月20日頃~GW *菊水館・自炊部のお風呂から桜が見えます。
◆紅葉時期
10月後半~11月上旬が見頃
【大沢温泉 温泉情報】
◆お風呂
「山水閣」男女別大浴場(内湯・露天風呂)1 半露天風呂1 家族風呂2
*客室内湯(檜風呂)は非温泉
「自炊部」 混浴露天風呂1 女性専用露天風呂1 男女別大浴場1
「菊水館」 男女別半露天風呂1
◆源泉
「大沢の湯」 自家源泉・掘削・動力揚湯 源泉温度51度 湧出量753L/分
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)ph9.0 成分総計602.6mg/kg
自炊部「大沢の湯」・「薬師の湯」・「かわべの湯」 完全掛け流し
菊水館「南部の湯」 完全掛け流し
山水閣「貸切家族風呂」は源泉掛け流し、その他はごくわずかに循環併用・塩素薬剤使用する場合あり
適応症::神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾、冷え性、うちみ、くじき、疲労回復、健康増進
【食事】
◆山水閣
4名様まで屋食,5名様以上の場合、個室宴会場。朝食は和洋バイキングです。
◆菊水館
朝夕とも食堂。人数様が多い場合は、宴会場。
◆自炊部
食事処「やはぎ」利用。
営業時間7:00~9:00、11:00~14:00、17:00~21:30
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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