北海道上富良野町の十勝岳登山口にある「湯元凌雲閣」の入浴レポートです。
お宿の基本情報はページの下部にあります。
⇒「十勝岳温泉 湯元 凌雲閣 」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆山が迫る絶景露天風呂に入りたい
◆茶褐色の濃いにごり湯が好き
◆富良野・美瑛の観光、十勝岳・富良野岳・上ホロカメトック・美瑛岳の山岳スキー・登山基地に
の口コミ評価:Google 4.2点/5.0点
最終更新日:2022/4/18
訪問日: 2015/6月中旬
【十勝岳温泉 湯元 凌雲閣】基本情報
とかちだけおんせん ゆもと りょううんかく
住所:〒071-0579 北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉
TEL:0167-39-4111
公式サイト・日本秘湯を守る会宿ページ
【宿泊料金】
1泊2食付13,850円~19,900円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治× 自炊×
1泊朝食付11,650円~、素泊まり10,000円~
口コミ総合評価:Google 4.1点/5.0点
【こんな人におススメ】
[スポンサーリンク]
【日帰り入浴】
営業時間:8:00~18:30受付(19:00退館)
料金:大人800円 小人400円
ランチ+入浴セットあり
レストラン「岳」
営業時間 11:00~14:30L.O.(15:00閉店)
【北海道市高地の温泉 十勝岳温泉 湯元凌雲閣 日帰り入浴】
「十勝岳温泉」は、日本百名山の一つ「十勝岳」の登山口の目の前にある標高1,280m、北海道イチ高地の温泉です。
「湯元 凌雲閣」は、「日本温泉遺産を守る会」の源泉かけ流し風呂に認定されています。
そして、2022年、「日本秘湯を守る会」に加盟しました!
十勝岳温泉は鉄分の濃いお湯で泉質も申し分ありませんが、「湯元 凌雲閣」は特に露天風呂から見下ろす溪谷と目の前に広がる山々の絶景が素晴らしいということで、登山者、観光客に人気の温泉宿です。
美瑛方面から十勝岳温泉に向かう道路。
通り沿いにはキタキツネがひょっこり顔を出し、北海道に来た~という実感がわく瞬間です。
美瑛から向かう道道966号線沿いには、白金温泉、吹上温泉、十勝岳温泉と、泉質の異なるかけ流しの温泉宿がズラッと立ち並んでいて、
道北エリアでは湯めぐりに欠かせないスポットでもあります。
富良野に近いせいか、ドライブついでに湯めぐりしている若いカップルが多かったです。
道路の突き当たりが凌雲閣。
すぐ横には登山道と入林届箱。
十勝岳は活火山なので、登山の際には警報が出ていないかご確認ください。
凌雲閣の外観
「閣」という名前がついていると、何となく鉄筋コンクリート建で館内は純和風の大型旅館を想像していましたが、公共の宿のような雰囲気でした。
玄関前には山を眺めながら一服できるテーブル。
たんぽぽがいっぱい咲いていました。関東のものより一回り大きい。
玄関に入ると正面にフロントとお土産コーナー。
右奥にはランチ営業しているレストランもあります。営業時間11:00~15:00。
十勝岳温泉郷(十勝岳温泉・吹上温泉・白金温泉)ではカレーフェアをやっていました。
他にも肉系・麺類のメニューがあります。
麺類とカレーは入浴とセットで1,280円になり、お得ですよ♪(2022年の価格は不明)
大浴場は地下1階です。
階段を下りて行くと廊下にはいろんな案内が。
上富良野は「60歳のラブレター」という映画の舞台になったようです。
富良野岳の山開き。
紅葉の季節に露天風呂から見える景色。
女湯入口
脱衣所入り口には貴重品ロッカー
脱衣所内は12畳ほどの広さ。
棚と籠、洗面台にドライヤーが置いてあります。
*2019年頃からか現在は撮影禁止になっているようです(2022/4)
内湯は茶色のタイル張りで15畳ほどの広さ。
入口すぐ右にあるのは2~3人サイズのジャグジー。
温度は40度くらい。
右側にあるのがメインの浴槽。7~8人サイズ。温度は41度ほど。
「凌雲閣2号泉」です。
泉質:カルシウム・ナトリウム – 硫酸塩泉(低張性中性高温泉)ph6.2
(旧泉質名:含芒硝-石膏泉)
見事なまでの茶褐色。透明度は15センチくらい。
見るからに鉄臭がしそうなお湯ですが、浴槽内のお湯はどちらかというと土っぽい感じ。
湯口もまっ茶色。
コップがあるので飲んでみると、湯口から出るお湯の方は金気臭たっぷりです。
メインの浴槽の隣にある2~3人サイズの小さな浴槽。
こちらは、凌雲閣2号泉。
泉質:酸性-含鉄(Ⅱ)・アルミニウム・カルシウム-硫酸塩泉(低張性酸性温泉)ph2.4
(旧泉質名:含石膏-酸性緑礬(りょくばん)泉 )
お湯はほぼ無色透明。
33度くらいの超ぬる湯。
鉄臭+梅干しの汁のような酸味があります。
すぐ下の「カミホロ荘」や吹上温泉と似ている感じです。
そして、「凌雲閣」といえば、絶景露天風呂が名物。
露天風呂の入口はどこだ???と思ったら、メインの浴槽をまたいだ先にドアがありました。
露天風呂に出ると、正面すぐ右下にぽっかり空いた穴が。
洞窟風のお風呂です。
お湯がほとんど入っておらず、この日は利用できませんでした。
そして左に進むと、ジャジャーン♪
これまた見事なオレンジ色に近いお湯。
5~6人サイズの岩造りの露天風呂があります。
見たまんま、土気が多目の金気臭のするお湯です。
温度は41度ちょっと。
入浴中の眺め。
すぐ下は溪谷の断崖絶壁、目の前には富良野岳~三峰山~上ホロカメトックの山々が広がっています。
この凌雲閣ですでに1,280mあるので、自然との一体感が半端ないです!
あまりに眺めがいいので立ち上がって180度ぐるっと見渡していたら、隣は男湯でした^^
男湯の方が少し広くて視界も開けている感じでした。
内湯のシャワー台
シャンプー類はポーラ製。
サウナは残念ながら故障中でした。
湯上り後はフロント左奥にある「十勝岳」という広間で休憩できます。
15畳くらいの広さ。冷水とお茶が置いてあります。
売店にはコンビニアイス。
涼しいはずの北海道ですが、温泉にアイスクリームがある確率は高いですね。
お土産コーナー
ロビーの喫煙所
帰りに建物の裏に回ると「かみふらの八景」の看板。
展望台がありました。
ちょっとガスが巻いていますが、溪谷の景色が広がっていました。
富良野岳か上ホロカメトックか。
さすが北海道イチの標高の温泉ですね。
↓2023年8月に日帰りで再訪。またしても雨模様でしたが、その代わり空いていました。
美瑛〜上富良野の定番温泉♨️&観光スポット
1 十勝岳温泉 湯元凌雲閣
2吹上露天の湯
3ファーム富田
4美瑛 青い池ラベンダーはまだ遅咲きのものは見頃でした。
※撮影許可を得ています pic.twitter.com/eTJ21wZMAE
— 秘湯宿.com (@hito_yado) July 31, 2023
【湯元凌雲閣 温泉の感想】
鉄筋コンクリート建ての一昔前の大型旅館をイメージしていたら、
こじんまりとした公共の湯治宿の様で少し意外でした。
鮮やかな茶褐色のお湯と酸っぱい金気臭のするぬる湯で、どちらもかけ流し100%。
お湯だけでも個性的ですが、露天風呂からの眺めや自然との一体感はなかなかでした!
登山でなくとも少し足を延ばして立ち寄る価値のある温泉だと思います。
泉質★★★★4.3
お風呂の雰囲気★★★★4.6(露天風呂)
清潔感★★★3.8
接客サービス★★★★4.2
”お出かけの際には「秘湯宿.com」を見て来たと言っていただけると幸いです♪””
【十勝岳温泉 湯元 凌雲閣】基本情報
とかちだけおんせん ゆもと りょううんかく
住所:〒071-0500 北海道空知郡上富良野町 十勝岳温泉
TEL::0167-39-4111
公式サイト・日本秘湯を守る会宿紹介ページ
【宿泊料金】
1泊2食付13,850円~19,900円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治× 自炊×
1泊朝食付11,650円~、素泊まり10,000円~
【十勝岳温泉 湯元凌雲閣 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場(内湯3 露天風呂1 サウナ1)
◆源泉 H17.6月の分析書
十勝岳温泉「凌雲閣 1号井」泉温36.7度 湧出量116L/分(掘削自噴)
泉質:酸性-含鉄(Ⅱ)・アルミニウム・カルシウム-硫酸塩泉(低張性酸性温泉)ph2.4
(旧泉質名:含石膏-酸性緑礬(りょくばん)泉 )
蒸発残留物1,531mg/kg 溶存物質1,570mg/kg 成分総計1,631mg/kg
十勝岳温泉「凌雲閣 2号井」泉温53.0度 湧出量69/分(動力揚湯)
泉質:カルシウム・ナトリウム – 硫酸塩泉(低張性中性高温泉)ph6.2
(旧泉質名:含芒硝-石膏泉)
蒸発残留物2,021mg/kg 溶存物質2,084mg/kg 成分総計2,222mg/kg
態様:いずれも源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【十勝岳温泉周辺の関連記事】
◆上富良野町 十勝岳温泉 ヒュッテバーデンかみふらの(現・富良野 思惟林) 宿泊
[スポンサーリンク]
ブログ掲載の温泉 都道府県別 | |||||||
北海道 | 道南 | 道央 | 道北 | 道東 | |||
東北 | 青森県 | 秋田県 | 岩手県 | 山形県 | 宮城県 | 福島県 | |
関東 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 茨城県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 |
甲信越 | 山梨県 | 長野県 | 新潟県 | ||||
北陸 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | ||||
東海 | 静岡県 | 愛知県 | 岐阜県 | 三重県 | |||
近畿 | 滋賀県 | 京都府 | 奈良県 | 和歌山県 | 大阪府 | 兵庫県 | |
中国 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | 鳥取県 | 島根県 | ||
四国 | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 | |||
九州 | 福岡県 | 佐賀県 | 大分県 | 熊本県 | 長崎県 | 宮崎県 | 鹿児島県 |
沖縄 |
TOP | 入湯履歴 | グルメ&観光 | YOUTUBE温泉動画 |
日帰り温泉 | にごり湯 | 混浴のある温泉 | 温泉グッズ |
「日本秘湯を守る会」、源泉かけ流しの日帰り入浴・宿泊の口コミが気になったら、「秘湯宿.com」で検索♪
☆ 食事もおいしい「日本秘湯を守る会」会員宿 ご飯も美味しい厳選宿のランキングを更新しております♪
いつも楽しく拝見しています。
この凌雲閣さんは一度立寄り湯で入り、その絶景と泉質に感動し、昨年9月に宿泊しました。
おりから紅葉の盛りで、見事なコントラストが広がっていました。
また夜は街の夜景に、朝には荘厳な雲海が一面にたなびいていました。
安政火口が見える絶景の露天でしたね。
そうそう、男湯内湯には天然の大岩が鎮座しているのです。
入りたかったのですが、男女交替制ではなくて残念でした。
http://smcb.jp/_ps01?post_id=6113061&oid=117764
みかんの花さん、こんばんは。
凌雲閣も宿泊されたのですね。
訪問時は雨とガスで火口も見えませんでしたが、それでも素晴らしい景色でした。
紅葉の時はさぞかし素晴らしいでしょうね!
内湯も露店も、男湯の方が造りが良い感じなのに、
お風呂の入替がないのは泊まった甲斐がないというか、残念ですね。