宮城県白石市にある鎌先温泉「時音の宿 湯主一條」の夕食・朝食レポートです。
【鎌先温泉 時音の宿 湯主一條】お食事情報
かまさきおんせん ときねのやど ゆぬしいちじょう
夕食:17:30~20:00 (食事処・個室)
朝食:7:30~10:30 (食事処・個室)
「湯主一條」の口コミ評価:Google 4.5点/5.0点
【湯主一條 食事の特徴】
◆郷土色豊かな和洋折衷メニュー
◆夕食・朝食共にメインを選べる
◆別注料理も充実
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【食事の選択】
◆夕食のメイン料理2品→お肉orお魚料理、ご飯→白米or炊き込みご飯
◆朝食:和食or洋食、ドリンクチョイスあり、和食は白米orお粥
その他、アレルギー、好き嫌いにも対応あり
【夕食追加メニュー】
◆最高級仙台牛 1人前 2,700円
◆フォアグラ大根 1人前 2,160円 ←イチオシ!
◆宮城野ポーク霜降り豆乳しゃぶしゃぶ 1人前 1,620円
◆季節の魚の鍋 1人前 1,620円
【個室でいただく会席料理 湯主一條 宿泊 その2 お食事編】
湯主一條のウリは何と言っても食事です。
通常の温泉旅館ですと、18:00~と18:30~等と
食事の時間は30分刻みで2つの時間帯にしか対応していないことがほとんどですが、
湯主一條の場合は最終チェックインの時間ギリギリ、
翌朝もチェックアウトギリギリの時間帯まで
任意の時間に対応してもらえます。
それでバイキングではないのですから、驚きですね^^
しかも、指定した時間の5分前に部屋に電話がかかって来て、
部屋までお迎えが来て食事処まで連れて行ってくれます。
建物の構造が複雑なので、迷わないためのサービスだとも思いますが、
美味しい食事をよりおいしく頂くための演出のようにも感じます。
今回は、17:00頃のチェックインだったのですが、
お風呂にゆっくり入ってから18:30頃がよろしいですね、
ということで指定していただきました。
食事処に案内してもらっている所。
ちょっと中途半端な位置からしか撮影できませんでしたが、
この食事処のある建物が公式サイトの表紙にもなっています。
大正~昭和初期の造りで、窓ガラスも手作りなので波を打っているのですが、
それがレトロな雰囲気を醸し出しています。
個室料亭「匠庵」
食事処の入口には黒毛和牛の置物とたくさんの表彰状?
と思ったら、表彰状はビールの取り扱いの修了証でした。
湯主一條はお酒の種類が多く力を入れているようなので、納得です。
長い廊下の障子戸を開けると、6畳間の部屋にテーブル席の個室でした。
床の間もあります。
照明も雰囲気が出ていますね。
エアコンも木目調です。
あまり扱っているメーカーはないようなので、
家にも備え付けたいなとチェック^^ 三菱電機製です。
追加注文か何か用事があれば電話で帳場につながります。
予めセットされていた品々。
今回利用したのは、リピーターに人気という
『10畳和室のお部屋+フォアグラ大根付』 2名利用で税別20,000円/人のプランでした。
【湯主一條 ドリンクメニュー】
今回注文したお酒は、松島の地酒「浦霞」 芳香辛口純米 蔵の華 680円
それと梅酒のロック 810円 結構大盛りです^^
ワイン以外のお酒メニュー
売店でも売っていましたが、勝山酒造の純米大吟醸「暁」と「元」
それぞれ720mlボトルで14,000円です(@_@;)
湯主一條にはおいてませんでしたが、34,000円もするラベルもあります。
伊達家御用達の酒造だそうで、
グラスでは注文できませんでしたが、どんな味だったのか気になります(^^♪
【湯主一條の夕食メニュー】
それでは、夕食メニューに参ります。
食前酒の梅酒。
ロックではないですが、甘いのでそれほど強くなく飲めてしまいます。
先附:チーズ豆腐、つくし、防風
こっくりとしたレアチーズケーキのようなお豆腐に、つくしと防風(セリ科)のおひたしが乗っています。
出だしから他とはちょっと違うなというのを見せつけられた感じがしました。
先附&前菜
右から、レンコンとサーモンのマリネ、山独活(やまうど)翁すし、
浅利・海老・卵の花よごし、雲丹真丈
お酒のおつまみにちょうど良い味^^
明日葉のピーナツ和え
明日葉は伊豆諸島等の南方の葉だと思っていたので、ここで出るとは意外でした。
ピーナツ和えは胡麻和えよりもコクがあるので、苦みはほとんど感じません。
蓮芋浸し
酢味噌とクコの実が乗っています。セロリのような歯ごたえ。
アスパラ寄せ
上に載っているのはパプリカとイタリアンパセリ。
ムースみたいな触感です。
お造り:鰹炙り、黒鯛、カルパッチョ仕立て バジルソース
つまは大根とみょうが、赤シソ、ベビーリーフ、人参。
お好みで紫蘇ドレッシングをかけていただきます。
お魚が新鮮だったのに、ドレッシングをかけすぎると味が分からなくなりますね^^
蓋物:わらび饅頭 美味出し餡、あやめ麩、海老、青味(いんげん)
絶妙なタイミングでアツアツのまま運ばれてきたので、とても美味しかったです。
焼物:最高級仙台牛焼き(サーロイン)
網焼き&4cm角のサイコロにカットされています。
付け合せはベビーリーフ、パプリカとじゃがいものソテー、
野菜にはバルサミコソース、お肉はもみじおろし又はヒマラヤ岩塩でいただきます。
お肉はと~ってもジューシーでした。
A5ランクだそうです。
焼物のお肉が苦手な方は、
鍋物:霜降り滋養豚 豆乳しゃぶしゃぶ
メイン2品目です。お肉好きにはたまらないメニュー構成。
でも、1品の量は少ないので、女性でも食べきれる量です。
たれは、胡麻ポン酢。
ポン酢の中に胡麻ダレも入っているという、一口で二度おいしいポン酢です(^^♪
このたれは家で作ってみようと思います。
お肉が苦手な方は、「焼穴子鍋 牛蒡 添え野菜 醤油スープ」をチョイスできます。
今回はしゃぶしゃぶの方が美味しかったです。
ご飯は宮城産ひとめぼれ、留め椀は毛もずく澄まし汁・貝割れ大根。
キュウリのお漬物と海苔の佃煮もついています。
白米ではつまらないという方は、「新生姜ごはん」もチョイスできます。
メインディッシュ2品と最後のご飯まで好きな方から選択できるのは
なかなか手の込んだサービスだと思いました。
そして、今回の宿泊プランにあらかじめ追加されていた「フォアグラ大根」
基本プランに追加メニューのプランとして推しているということは、
それほど美味しいのだろうということで決めました。
このプランにしていたことを忘れていて、
別注で追加しようとしてしまったほど気になっていたメニューです^^
風呂吹き大根の上に厚切りのフォアグラが乗っていて、
濃いめのバルサミコソースが掛かっています。
エリンギとししとう、白髪ねぎも乗っています。
バルサミコソースと野菜の相性がこんなにいいとは!
フォアグラがとろけるような触感だったのはもちろんですが、
フォアグラがなくとも、家で真似して作ってみたいと思うほどでした。
最後にデザートはシフォンケーキのフルーツ添えでした。
シフォンケーキと呼ぶにはバームクーヘンに近いしっかりとした生地。
甘さを控えつつ生クリームとチョコレートソースもかかっていて、
これが嫌いという人はいないでしょう♪というデザートでした。
夕食時にはジャズが、朝食にはクラシックが流れていましたが、
M’s Systemという波動スピーカーでかけているようです。
お土産処でも販売していました。ここで買って帰る人はいるのかな^^
リッツカールトンのスイートでも使っているそうです。
【湯主一條 夕食の感想】
夕食に関しては、特に仙台牛とフォアグラという素材の豪華さもあり、
しかも普段宿泊する秘湯の宿ではほとんどお目にかからないような洋食ぽいメニューでしたので、
どの品も楽しみながら味わうことができました。
レストランに行けばもっと美味しいお店はあるとは思いますが、
温泉宿でこのレベルの料理と絶妙なタイミングでサーブしてくれることを考えると、
ほぼパーフェクトと言っていい夕食だったと思います。
器も素敵ですし、従業員の方もユーモアとおもてなしの心を持った接客だったのが印象的でした。
夕食の味 ★★★★4.8
メニュー構成 ★★★★4.9
満足度 ★★★★4.8
とさせていただきます。
【湯主一條の朝食メニュー】
続いて朝食です。
夕食と同じく5分前に電話がかかって来て、部屋までお迎えに来てくれます。
チェックインの直前まで時間を選択できるというのが凄いですね。
いつも温泉では8:00~なので、惰性で8:00にしてしまいましたが^^
朝食は洋食又は和食から選択できます。
まず、和食メニューからご紹介します。
席に着くとセットされた品々
10分くらいの間に次々と温かい品も並べられました。
宮城県産野菜サラダ ドレッシングは酸味の効いた和風
うるい浸しと梅干(地元のおばあちゃん手作り)
仙台高級しそ巻き。
仙台味噌を乾燥させたか素揚げしたシソの葉で巻いてあります。
一つずつ手作りだそうで、売店でもお土産として販売している商品です。
笹かまぼことわさび漬け
笹かまぼこは網で炙ってから頂きます。
鰹節削りが登場と思ったら、
若い女性従業員がお豆腐用の削り節を目の前で削ってくれました。
かんなの職人さんのように鮮やか(^o^)
始めは粉々になってしまっていたのが、慣れてくるとだんだん上達したのだとか。
粉々になるのは鰹節のせいではなかったのですね^^
削り節を「朝出来たて豆腐」(料理長手作り)にかけていただきます(^^♪
卵焼き
出来立てで温かいです。
鮭と塩鯖の山海漬
一口サイズですが、2種類あるのが良いですね。
じゃが芋煮
これは作ってから時間が経っているような味でちょっと残念。
白石名産の温麵(うーめん)
ひやむぎくらいの細さのうどんです。お出汁が上品な味でした。
JR東日本「大人の休日倶楽部」で吉永小百合さんが食べていた温麵
すぐ近くの最上屋旅館に貼ってあったポスターなのですが、
「奥州街道 白石」というお店だそうです。
ご飯は宮城県産のひとめぼれ
車で30分のところにある「一條菜園」で自家栽培しているそうです。
東北に来ると、お米が美味しくてついつい食べ過ぎてしまいますね~
和食の場合はお好みでお粥もチョイスできます。
お味噌汁は仙台味噌を使用。
出汁はGood♪でも、具はもやしで、これがちょっと意外でした^^
デザートのヨーグルト(マンゴーソースとミントの葉)
コーヒーか紅茶を選べます。
朝から結構な量でした^^
続いて洋食編です。
ドリンクはアップル・オレンジ・マンゴー、牛乳から選べますが、マンゴーにしました。
パンは朝焼き上げたプレーンベーグルとクロワッサン
パンかごの中には冷めないように焼石が置いてあるという徹底ぶり
バターとコンフィチュール
コンフィチュールは料理長手作りということで美味しかったですが、
バターが塩分多目でイマイチでした。
カルピスバターだったらよかったのに。
メークインのスープ(温)
朝だからなのか、生クリームが少なめでじゃが芋のあじもあまりせず、
インスタントのような味でイマイチでした。
メインはチーズオムレツ、ウィンナー、厚切りベーコン、温野菜
これとパンだけで十分というくらい美味しかったです。
フルーツ メロンとオレンジ、マンゴー。
これはとっても美味しかったです。
野菜サラダとヨーグルト、コーヒーは和食と共通でした。
【湯主一條 朝食の感想】
和食は温麵と笹かまぼこを食べられたこと、
洋食はメインディッシュとジャムが美味しかったですが、
たまにアレっ?と思う品もあり、夕食に比べると見劣りしました。
前日の宿の朝食がパーフェクトだったので、
それを超える味を期待していたのですが。
朝食の時間を指定できるとはいえ、みなさん同じような時間に集中するため、
15分ずらしてもらいつつもちょっと厨房が忙しかったのかなと思う所もあります。
全体的には演出もあったり、メニューをチョイスできるなど
きめ細かいサービスはとても評価できると思います。
ということで、あくまでこの宿のレベルを基準に考えると結構辛口になってしまいました。
朝食の味(和食)★★★★4.4
朝食の味(洋食)★★★★4.2
メニュー構成★★★★4.6
満足度 ★★★★4.3
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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