2014年8月に閉館した青森県平川町にある「温川温泉 温川山荘」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2022/12/18 | 訪問日 | 2014/8月中旬 |
【温川温泉 温川山荘】基本情報
ぬるかわおんせん ぬるかわさんそう
住所:〒036-0173 青森県平川市切明津根川森1−32
TEL:090-2450-3852(現在の連絡先)
公式Facebook・黒石観光協会
冬季休業
2022年8月の豪雨により橋が崩落、温泉管も損傷したようで再開は未定です。
⇒「温川温泉 温川山荘」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付10,500円 ~ お一人様△ 素泊まり○ 湯治対応○ 自炊×
素泊まり5,000円~
口コミ評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな温泉でした】
◆つり橋の先にある山あいの静かな一軒宿
◆くつろげる落ち着いた宿
◆地元の素材をふんだんに使った素朴で美味しい料理
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00 ~ 17:00
料金:大人500円 小人250円
営業時間:要問合せ
料金:700円
現在の営業は不定休です。冬季閉鎖。
*2020年末~ 手入れはしていない状態ですが、野湯のつもりで訪問するのはOKだそうです(無料)
【温川温泉 温川山荘 閉館前日にたまたま訪問】
温川温泉は十和田湖の北西の山あいにある一軒宿です。
日本秘湯を守る会の会員宿でしたが、2014年8月20日に閉館してしまいました。
今回は日景温泉が8月末で閉館すると知り、近くまで来たので立ち寄りました。
*レポートは2014年8月に閉館する前日に訪問した時のものです。
2021年秋に宿泊された方がいて、現在、楽天トラベルに北東北在住者限定の素泊まり湯治プランが出ていますので、春になれば営業を再開するかもしれません。
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まさか温川山荘まで閉館するとは知らず、
翌々日、峩々温泉に滞在中、温川温泉の口コミを見ようとしていたところ、閉館したと知りました。
たまたま立ち寄ったのが閉館の前日の夕方。
大広間にはたくさんのお膳が並べられていて、
もしかするとあれは最後の晩餐だったのかもしれません。
黒石ICから十和田湖方面へ30分。
「温川山荘」の看板と吉川英治の記念碑が見えました。
吉川英治は湯治滞在中、この宿を「よるべない孤独にみちた宿」と詠んだそうです。
駐車場はこの吊り橋の向かい。
絵にかいたような田舎のレトロなバス停。
時刻表はチェックアウト後とチェックイン前と思われる10時台・14時台の1日2便のみ。
温川山荘がなくなってしまったら、バスも停まらなくなってしまうのかな。
閉館するとはつゆしらず、静かでいい所だなぁと吊り橋を渡っていきます。
眼下には渓流。
ほどなくして建物が見えてきました。
ちょっとおしゃれな山のリゾートにあるような、レストランのような外観。
温川山荘も秘湯の会のガイドブックではその魅力を感じ取れなかった宿の一つだったけれど、
実際に訪問してみると、とても味のある良い雰囲気でした。
玄関
建物は古いけれど、床はピカピカ、照明もいい感じでセンスも良い。
フロントのお兄さんは元気に明るく接客してくれました。
まずは館内奥にある内湯から。
廊下の奥に進むにしたがって、昔ながらの湯治場風の雰囲気になって行きます。
籠と洗面台だけのシンプルな脱衣所。
レトロな洗面台。
ドアを開けるとモザイクのタイル張りの壁に青森ヒバの浴槽と床。
タイル張りだけでは銭湯風になりそうだが、ヒバがいい感じに演出しています。
浴槽は6人サイズ。
湯口
お湯は42度ほどでちょうど良く、アクの強い温泉が続いた後にホッと一息つけるお湯でした。
シャワー
シャンプー
閉館とは知らずに訪問したが、
なかなか地味に良い味を出している宿だなぁ
と感心しながら露天風呂に向かいます。
フロント右の廊下からドアを出ると階段があります。
階段のアプローチも別荘風で、
ランプの灯りも山あいの静かな宿の演出に一役買っていました。
小屋の前に衝立があるけれど、裸で移動する人がいるのかな?
小屋は男女別の脱衣所になっていました。
中には棚と籠があるだけ。
戸を開けると10~15人サイズくらいの石組のお風呂。
お湯はほんのり緑がかっています。
上の食事処の窓が見えるので、向こうからも見えるのだろうけれど、
夏場なので幸い緑が多く、他にお客さんもいないようだったので、遠慮なく入浴させてもらいました。
内湯よりも若干ぬる目。
端の方にはテーブルのような丸い石の台があり、奥には湧水と源泉の湯口がありました。
衝立があるので眼下の渓流を眺めることはできませんが、
ブナの林と緑に囲まれた開放的な露天風呂で、
癒しの雰囲気があり、長居したくなるお風呂でした。
衝立の奥には渓流を眺めることのできる小さ目の露天風呂があったけれど、
残念ながらお湯が入っていませんでした。
小屋の向かいにある休憩スペース。
とても静かで落ち着く宿だなぁと露天風呂をあとにしました。
湯上り後は日帰り客も利用できる食事処で一休み。
玄関からロビー、この食事処まではモダンな雰囲気、
内湯に向かう廊下は昔ながらのレトロな旅館。
でもなぜか不思議とマッチしていました。
帰り際に後から来たお客さんが宿の方と立ち話をしていました。
今思えば、閉館について話していたのでしょう。
10年ほど前に両親が宿泊しましたが、
「とても落ち着ける宿で食事も美味しかったのに。」
と残念がっていました。
青森にはたくさんの温泉があるが、観光名所の付近でもないと
なかなか温泉だけを目当てに訪れる客も少ないのか、
閉館してしまう温泉が多くてさびしい限りです。
【温川山荘 館内・混浴露天風呂・内湯の動画】
【温川山荘の感想】
泉質★★★★4.0
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.0
宿の雰囲気★★★★4.5
接客サービス★★★★4.3
【温川山荘 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1 混浴露天風呂1
◆源泉
自家源泉 自然湧出
温川山荘温泉1・2・3混合泉 源泉温度70度 湧出量57L/分
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性中性高温泉)pH7.2 成分総計1,528.7mg/kg
態様:源泉掛け流し、加水あり、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【温川温泉周辺の関連記事】
◆青森県弘前市 桜温泉 ホテルニュー桜(前田観光)日帰り入浴
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