秋田県仙北市にある乳頭温泉郷・鶴の湯温泉「別館 山の宿」の入浴レポートです。
【乳頭温泉郷 鶴の湯 別館 山の宿】温泉情報
にゅうとうおんせんきょう つるのゆ べっかん やまのやど
◆お風呂
貸切内湯2 貸切露天風呂1
*宿泊中は24時間利用可能(清掃時間を除く)
別館 山の宿 口コミ総合評価:4.4点/5.0点
【鶴の湯 別館 山の宿 温泉の特徴】
◆鶴の湯本陣の「白湯」を引いている
◆別館のお風呂は骨休みのためのような存在
◆内湯は共同浴場のような小さな浴槽でカランもシャワーもない
◆本陣のお風呂も無料で入浴でき、送迎バスあり
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⇒「鶴の湯 別館 山の宿」のアクセス詳細&予約はこちらのページへ
【日帰り入浴】
不可 (ランチのみ営業11:00~14:00)
【乳頭温泉郷 鶴の湯 別館 山の宿 宿泊 その3 お風呂編】
乳頭温泉郷を代表する「鶴の湯」と同じ源泉を貸切で堪能できるのが「別館山の宿」です。
別館には、2015年に宿泊、その後、ランチで訪問しています。
2023年1月に訪問された方のレポートがコメント欄にありますので、新しい情報はそちらを参考になさってみてください(一番下にコメント欄があります)。
「鶴の湯別館 山の宿」のお風呂は、
- ・貸切内湯2(無料・予約不要)
- ・貸切露天風呂2(無料・予約不要)
となります。
*2015年宿泊当時は内湯は貸切ではなく男女別で貸切露天風呂は1つだけでしたが、現在は4つとも貸切制になっています。
*別館のお風呂は日帰り利用はできません。
「別館 山の宿」の内湯は共同浴場のような質素な造りで浴槽も小さく、2015年当時はカランやシャワーもありませんでしたが、現在はシャワーとシャンプーもあります(2023年1月現在)。
部屋数が少ないとはいえ、お客さんが重なると待ち時間が発生して入れないこともあります。
でも、別館は本館のお風呂が目当てで泊まるお客さんも多く、
チェックアウト直後~夕食前、夕食後・翌朝と本館のお風呂に何度も出かけて行くため、
滞在中は貸切風呂も待ち時間なく利用できました。
混雑するかどうかはその時の客層にもよるかと思います。
別館のお風呂は、鶴の湯の「白湯」(美人の湯)を引いています。
本館の混浴露天風呂と同じ源泉です。
浴室は建物から出て離れの湯小屋にあります。
浴室はフロントから廊下をまっすぐ奥へ。
マッサージチェアがあり、
突き当りにある出入口でサンダルに履き替えていったん外に出ます。
正面の湯小屋が浴室の入り口となっています。
湯小屋に入ると手前に男女別内湯の入口、右奥に貸切露天風呂の入口があります。
※2023年現在は男女別ではなく「貸切風呂 東側」「貸切風呂 西側」になっています。
【鶴の湯 別館 山の宿 貸切露天風呂】
まずは貸切露天風呂から。
貸切露天風呂は特に時間も決まっておらず、予約も不要で、
空いていれば中から鍵をかけて自由に利用できます。
貸切風呂のおドアを開け、裏側にある木の板を下すと鍵がかかる仕組みになっています。
通路のスペースを利用した脱衣所。棚と籠が置いてあるだけです。
扉を開けると8畳ほどの石畳に4人サイズの浴槽が一つあります。
思っていたよりも小さい!
※2023年1月現在、こちらの露天風呂は湯温調整のため閉鎖になっているようです。新設されたもう一つの露天風呂は縁に岩が組んであるようです(コメント欄の写真を参照)。
小ぶりの露天風呂ですが、お客さんもあまり来ないので、ゆっくり独り占めできるのは良かったです。
訪問時(4月下旬)は虫もおらず、寒すぎず、暑すぎずでちょうど良い季節でした。
入浴するとこれくらいのサイズ(写真は母)。
湯口
源泉の温度は58.5度で、冬季は加温する場合があると表示されていましたが、
この日は浴槽内で42.5度、湯口で45度弱だったので、加温はなかったと思います。
味は本館の白湯と同じ、ちょっぴり塩分の効いたタマゴ味です。
コップは置いてありませんが、飲用の適応症が書いてあるので、飲んでも大丈夫だと思います。
湯小屋の男湯の方から木筒が伸びて来ています。
まさか男湯の排湯?・・・(;一_一)
お風呂の縁はゴムパッキンのようにグレーの析出物が堆積しています。
初日のチェックアウト直後は誰も入浴していなかったのか、
透明度30cmくらいあり、そこの方に大きな白い湯花が沈んでいました。
浴感も初日はちょっと固い感じで、本館の混浴露天風呂とは別のお湯のようでした。
翌朝は良い感じにお湯が揉まれたのか、白濁が強く、大きな湯花は見当たりませんでした。
浴感も、本館の露天風呂と同じようにまろやかになっていました。
入浴中の目線。朝日がまぶしい。
周囲はブナ林と笹やぶに囲まれているので、視界は開けていません。
この露天風呂に入る際、向かいの道路をバスが走っていて、丸見えじゃないか!
と焦ったのですが、
道路から見るとブナ林と笹やぶに隠れていて、浴槽はもちろん、湯小屋もよく見えませんでした。
ただ、オレンジ色のバスタオルを巻いていたので、出入り口に立っていると目立つかも。
(2022年に本館に宿泊した際に道路から見たところ、どこにお風呂があるか全くわからない状態でした。)
【鶴の湯 別館 山の宿 内湯】
続いて内湯です。
内湯の脱衣所は3畳くらいのスペースに棚と籠がだけ、
ドライヤーは部屋の洗面台に置いてあります。
今回は見かけませんでしたが、
外国人のお客さんが多いのか、英語・ハングル・中国語で入浴マナーの注意書きがありました。
内湯は4畳半ほどのスペースに2~4人サイズの浴槽があります。男湯も同じ造りです。
ヒノキの板張りにヒノキの浴槽で、本館の1号館・東本陣にある内湯と似たような雰囲気です。
温度は42.5度くらい。
本館の外湯にある黒湯の内湯と同じ栗のサイズで、ゆったり1人、ぎゅうぎゅう4人サイズ。
お客さんは少ないので、お湯の鮮度は良かったです。
シャンプー類は「秘湯くまざさ」シリーズです。
2015年当時、内湯にはシャワーもカランもなく、洗髪する場合には浴槽のお湯を桶ですくって洗いました。
硫黄の匂いがつくのが嫌な場合には、
部屋にもお風呂があるので(非温泉)、そちらを使うことになります。
でも、鶴の湯に来たからには硫黄まみれになりたいので、私はあえて源泉で体中洗います^^
※2023年1月現在、シャワーが完備されています。浴室全体がリフォームされて奇麗になっているようです。
翌朝は、5時ちょっと前に本館に出かけて露天風呂を楽しんで来ました。
日帰り客の帰った夕方以降と朝食前の本館のお風呂は静かで良かったです。
別館⇔本陣は1日10数本、無料送迎バスが出ています(要予約)。
*時刻表は2015年当時のものですが、2023年現在も時間は変わっていないようです(コメント欄参照)。
ちなみに姉妹館の「駒ケ岳温泉」も本館への送迎がありますが、夕食後1回だけです。
【鶴の湯 別館 山の宿 温泉の感想】
3つとも想像していたよりも小ぶりのお風呂で、初めはちょっとガッカリしましたが、
日帰り時間に混んでいる本館の露天風呂を見た後だと、同じお湯に一人でゆっくり入れるのも良いなと思いました。
別館に宿泊する場合には、本館への出陣がセットになっていると思うので、1度で2度楽しめると思うと満足度は高いと思います。
滞在中はできる限り本館のお風呂に入り、
空いた時間は別館でゆっくりするというのが良かったので、
次回もまた静かな別館に泊まるかもしれません。
本館までは約3キロダート道をを下っていくのですが、車があれば夕食後・早朝も本陣に出かけるのはそれほど億劫ではありませんでした。
泉質★★★★4.4
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.5
【鶴の湯 別館 山の宿 温泉情報】
◆源泉
「鶴の湯 白湯」泉温58.5度 湧出量60L/分
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)ph6.49
溶存物質2,689mg/kg 成分総計3,094mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし(冬期は加温する場合あり)
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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こんにちは。貸切の露天風呂の一つは冬季閉鎖になっておりました。内湯にはシャワー、カランありました。あと、自家用車で本館のお風呂入る場合は朝6時から夜10時までだそうです。本館混浴露天だけ入りにいきましたが独泉時間が結構あり幸せでした。食事のまた後ほどコメントさせていただきまーす。
kaoruuk様
こんばんは!お風呂レポートをありがとうございます!
しばらくぶりに写真を見ましたが、貸切露天は2つに増えて、1つは冬季閉鎖なのですね。
写真を拝見する限り、湯舟の周りに大きな石が組んであるので、私が入った方が閉鎖で新設された方が稼働中なのかなと思いました。
内湯も、カランが新設されただけでなく、全体的にリフォームされて奇麗になったみたいですね。
雪見風呂の写真を見たら行きたくなりました。
こんにちは。冬季閉鎖でなく湯量調整のため閉鎖でした。失礼しました。
kaoruuk様
追加の写真をありがとうございます。
雪の積もった露天風呂に入る奥様?と窓に垂れ下がるつららが冬の乳頭温泉郷らしくて素敵です。