北海道斜里町の知床にあるウトロ温泉「世界遺産の宿 しれとこ村」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/3/15 | 訪問日 | 2020/2 |
【ウトロ温泉 世界遺産の宿 しれとこ村】基本情報
うとろおんせん せかいいさんのやど しれとこむら
住所:〒099-4353 北海道斜里郡斜里町ウトロ中島125
TEL:0152-24-2124
公式サイト
⇒「世界遺産の宿 しれとこ村」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
※今後、営業がどうなるかはわかっていません(2022/4/27)
【宿泊料金】
1泊2食付 9,200円~26,300円 お一人様○ 素泊まり○ 湯治× 自炊×
泊夕食付9,500円~、1泊朝食付7,000円~
個室素泊まり5,500円~
カプセル素泊まり3,800円~(shiretoko HOSTEL hanare)
口コミ評価:Google 4.0点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆ウトロ周辺で源泉かけ流しの宿を探している
◆毛ガニやイクラ等知床の海の幸を堪能できる宿が良い
◆アクティビティに参加しやすい宿が良い
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【日帰り入浴】
営業時間:15:00~22:00
料金:大人600円 子供(小学生)400円 幼児300円
定休日:不定休
【成分が濃く琥珀色の濃厚なお湯!ウトロ温泉 しれとこ村】
「ウトロ温泉 しれとこ村」は、知床観光の中心部、ウトロのバスターミナルから1キロほど南の山間に入ったところにある一軒宿です。
「しれとこ村」は向かいのカプセルホテル「Shiretoko HOSTEL hanare」、海岸沿いにある「海に桂田」、羅臼岳登山口にある「ホテル 地の涯」の宿泊施設、「知床遊覧船」を含む「しれとこ村グループ」が運営していています。
今回は「海に桂田」に宿泊したのですが、「しれとこ村」のお風呂も利用できるということで、夕食前にやってきました。
ちなみに、ウトロ地区にある温泉はすべて「ウトロ温泉」と一括りされますが、「しれとこ村」の源泉は「しれとこ温泉」、姉妹館の「海に桂田」の源泉は「赤澤温泉」と言います。
黄土色のにごり湯で見た目も泉質も似ていますが、浴感はちょっと違います。
「海に桂田」に泊まれば2つとも入浴できるのでお得ですね^^
ウトロの中心部から南へ細い道を上がって5分くらいの場所に「しれとこ村つくだ荘」と以前の名前の書かれた建物が見えました。
駐車場の向こうには「くまの湯」と書かれた三角屋根の建物が見え、あれが大浴場のようです。
建物は新館、温泉館、本館と横に長い造りになっています。
フロント・受付の建物は左にありました。
入口には「SHIRETOKO VILLAGE」と書かれていて、ロビーもウッディで外から見るより館内は若者向けの宿にリフォームされていました。
ロビーの写真(画像は宿提供/じゃらん)
お風呂はロビーから廊下へ、さらに右に曲がった廊下の先にありました。
「しれとこ村」のお風呂は、
- 男性用大浴場 内湯1
- 女性用大浴場 内湯1
- 貸切風呂2 *宿泊者専用/有料(桂田宿泊者を含む)
があります。
2つ目の建物を右に曲がるとレトロな雰囲気になってきました。
廊下の中ほどにある男女別大浴場入口
手前が女湯、奥が男湯。
廊下にはダイビング機材がいっぱいあったので、学生の合宿中なのか、若いお客さんが多かったです。
女湯入口
脱衣所内は籠と棚だけでロッカーはなし。
洗面台にはドライヤー、化粧水があります。
脱衣所で入口から見た大浴場
洗い場のスペースは20畳くらい、窓側に内湯が1つあります。
湯船は中央で仕切られ、湯口のある熱めの右側とややぬる目の左側、それぞれ5~6人サイズです。
色は季節によって変化するようですが、この日は綺麗な琥珀色のにごり湯でした。
透明度は40センチくらい。
湯口があるやや熱めの左側は42.5度
湯口の周りが茶色く変色していますが、金気臭の元は鉄ⅡⅢ、マグネシウムあたりでしょうか。
とはいえそれほど鉄臭いわけではなく穏やかな金気臭です。
成分総計8,970mg/kgのうちナトリウムが2,602mg/kgあるので塩分が多めです。
お湯の色も炭酸ガスが多いところも「海に桂田」に似ていますが、「しれとこ村」の方が成分が濃いので入った時のインパクトが3割増しくらいに感じました。
等張性で浸透圧ほぼゼロで負担がかかりにくいと言われますが、成分の濃さははっきり感じます。
塩分が濃いせいなのか、5分も入ると全身の血液の温度が上がったようになります。
源泉名 しれとこ温泉「6号・9号・11号・12号・13号の混合泉」泉温61.2度(気温14度) 湧出量:測定不能(動力揚湯)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(等張性中性高温泉)pH6.7
左側はややぬるくて41.5度
ぬるい方がゆっくりできますね。
湯船の中から見た浴室
窓の外は雪景色の森
洗い場は両側にシャワーがあります。
シャンプーは資生堂のAMENITYシリーズでした。
【宿泊者専用 檜と御影石の貸切風呂】
今回は利用しませんでしたが、大浴場の手前に2つの貸切風呂があります。
一般の外来入浴では利用できません。
1つは「ウカラノユ」(檜風呂)、もう一つは「イケラノユ」(御影石の湯)です。
どちらも2~3人サイズの家族風呂の内湯が1つずつあります。
利用は1回40分1,080円です。
(貸切風呂の画像は宿提供/じゃらん)
「ウカラノユ」(檜風呂)
「ウカラ」は家族の意味
「イケラノユ」(御影石の湯) 「イケラ」は恋人の意味
【shiretoko HOSTEL hanareの相部屋】
「しれとこ村」の向かいには山小屋のような二段ベッドのあるホステル(ドミトリー)があります。
「しれとこ村」のプランで検索してもこちらが出てくる場合があります。
大浴場と食事は「しれとこ村」を利用することになります。
コインランドリーと電子レンジはありますが、自炊はできません。
写真は女性専用の相部屋ですが、男女兼用もあります(画像は宿提供/じゃらん)。
【しれとこ村の豪華海鮮料理】
「しれとこ村」は食事の評価がとても高い野ですが、その理由は毛ガニ丸ごと一匹、イクラ大盛丼、殻付きウニ(別注)等、知床の豪華な海の幸がたくさん出てくるからのようです。
写真を見てちょっとびっくりしたのでついでにご紹介します。
夕食一例(画像は宿提供/じゃらん)
【ウトロ温泉 しれとこ村 温泉の感想】
学生さんらしき若いお客さんが多かったからか、「海に桂田」よりも国民宿舎のような公共の宿の雰囲気が感じられました。
ロビー周りはおしゃれな感じですが、奥(本館?)に行くほどレトロなところが特に。
お風呂は内湯しかありませんが、とても成分が濃く、世界遺産の観光地でこれだけの泉質をかけ流しで楽しめるのはとても貴重です。
海岸から少し離れているので車がないと不便そうですが、観光よりも温泉中心で滞在するならコスパも良くおススメだと思います。
泉質 ★★★★ 4.2
お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.0
清潔感 ★★★★ 4.2
接客サービス ★★★★ 4.2
【ウトロ温泉 世界遺産の宿 しれとこ村 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1
◆源泉 H28.7月の分析書
源泉名 しれとこ温泉「6号・9号・11号・12号・13号の混合泉」泉温61.2度(気温14度) 湧出量:測定不能(動力揚湯)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(等張性中性高温泉)pH6.7
蒸発残留物7,957mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)8,621mg/kg 成分総計8,970mg/kg
メタケイ酸48.9mg,遊離二酸化炭素ガス348.7mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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