【岩手】須川高原温泉 旅館部 宿泊 その1 お部屋編 ★★★★★

岩手県一関市の栗駒山麓にある「須川高原温泉」旅館部に宿泊したレポートです。

最終更新日 2020/11/6 訪問日 2016/5月中旬・2013/9月下旬

須川温泉 須川高原温泉 基本情報

すかわおんせん すかわこうげんおんせん

住所:〒021-0101岩手県一関市厳美町祭畤山国有林
TEL:0191-23-9337
公式サイト日本秘湯を守る会宿紹介ページ

期間営業 (5月初旬 ~ 11月初旬)

2022年は5月1日より営業開始

⇒「須川高原温泉」へのアクセス&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

旅館部1泊2食付:11,000円~14,850円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治〇 自炊〇
湯治部+旅館部の食事:1泊2食付7,500円~8,500円
湯治部素泊まり:1泊4,950円~7,150円(3泊目以上からかなりの割引)

須川高原温泉 口コミ総合評価:Google4.2点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆日本秘湯を守る会のファン
◆湯けむりの上がる野趣あふれる山奥の秘湯が好き
◆湯治&自炊体験できる旅館が良い
◆栗駒山登山・ハイキング・新緑・紅葉狩りに


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→「須川高原温泉」2016年のお食事情報はその2お食事編へ 

→「須川高原温泉」の温泉情報はその3お風呂編へ

→「須川高原温泉」2013年の自炊部のお部屋情報はこちらへ

→「須川高原温泉」2013年のお食事情報はその2お食事編へ

【日帰り入浴】

外湯:「露天風呂大日湯」6:00~21:00
大人700円 子供350円 (「栗駒山荘」宿泊者は無料)
内湯:「大浴場千人風呂」9:00~16:00
大人700円 子供350円

定休日:水曜日(R2年度)

 

【須川高原温泉 2016年 旅館部 宿泊 その1 お部屋編】

「須川高原温泉」は、岩手・秋田・宮城の3県にまたがる

栗駒山の登山口前にある標高1,126mの雲上の秘湯です。

 

溶岩流でできた岩場からゴーゴーと湯気を立てて流れ出る温泉と、

「大日岩」と呼ばれる巨岩を眺めながら入浴できる露天風呂、

自炊部もあって秘湯ムード抜群の宿なので、

私の中では上位にランクされるお気に入りの宿なのです。

 

そんな須川高原温泉には、

2013年に自炊部に2泊(うち1泊は旅館部の食事付)、

2016年には招待泊で旅館部に1泊しました。

朝日旅行招待泊クーポン

朝日旅行から送られてきた「日本秘湯を守る会」のスタンプ帳3冊目の招待泊クーポンです。

スタンプ帳3冊目(済)

3冊目はこのブログを始めるきかっけとなった記念すべきスタンプ帳です。

あれから3年半。あっという間に10冊目に突入しました(^o^)

 

この1冊はリピート宿が多いですが、家族が常連のためなので、

ここはあえて、家族堵は行かないであろう自宅から最も遠い須川高原に決定!(片道6時間半)

 

招待泊は土日連休不可、お一人様不可の宿もあるのですが、

須川高原温泉は一人旅でも歓迎ということで、

初回押印から3年6か月の招待泊期限末日にギリギリで予約できました。

→日本秘湯を守る会のスタンプ帳と招待泊についてはこちら

 

 

栗駒山周辺の道路は冬期閉鎖となるため、

須川高原温泉も道路の開通時期に合わせて、

例年5月初旬から11月初旬までの期間限定営業となっています。

 

*須川高原~小安峡に向かう県道282号線はやや遅れて5月末~6月初旬の開通となります。

(例年6月1日、2016年は5月22日でした)

須川高原温泉 旅館部 部屋51

JR「一関駅」から出ている直通バス。

 

平日・土日祝ともに1日2便です。

一関駅発 9:00発ー10:34着 14:40発ー16:14着  土日祝

須川温泉発 9:00発―10:28着、15:00発―16:26着

 

夜もバスは須川温泉前に停車していたので、運転手さんはお泊りなのかなぁ。

栗駒山荘2016-6

栗駒山の開山は5月の第2日曜日が通例となっています。

2016年は暖冬で、平野部では5月初旬から25度を超える日が続きましたが、

栗駒山はまだ雪が残っていました。

 

【須川高原温泉 2016年 旅館部宿泊 お部屋編】

須川高原温泉 旅館部 部屋54

須川高原温泉の建物。

外観は鉄筋コンクリートの立派な建物で、公共施設のような雰囲気です。

須川高原温泉 旅館部 部屋30須川高原温泉 旅館部 部屋31

向かいは広大な駐車場、隣にはビジターセンター。

駐車場の奥からは夕日と秋田県側の「栗駒山荘」が見えました。

栗駒山荘までは歩いて2~3分の距離です。

須川高原温泉 旅館部 部屋57須川高原温泉 旅館部 部屋32

玄関には登山者名簿が置いてありました。

須川高原温泉 旅館部 部屋15須川高原温泉 旅館部 部屋33

広いロビーとフロント。

3年前と同じ下足番のおじいさんがいました(^o^)

スタッフは相変わらず30代前後の若い方が中心です。

 

今回はチェックインの際に、

「栗駒山荘のお風呂も無料で入浴できるので、ご希望であればおっしゃってください。」

と言われました。

須川高原温泉も、栗駒山荘も、宿泊するとお互いのお風呂をもらい湯できます。

須川高原温泉 旅館部 部屋8

館内見取り図。

客室47室、収容人数200人の巨大な施設です。

左下がロビー、旅館部は右下2列の黄色い部分、上右半分は自炊棟です。

 

旅館部の宿泊料金は1泊2食付税込10,410円~14,700円になります。

お盆と紅葉シーズンは+1,000円。

 

るるぶトラベルの予約サイトを見ると、なぜか、トイレのある部屋もない部屋も同じ値段。

トイレのある部屋は満室になっていました。

旅館部の部屋は8畳~10畳、部屋によっては鳥海山が見えたり眺望もよいそうです。

須川高原温泉2016-部屋-66須川高原温泉 旅館部 部屋12

旅館部の客室へは大浴場前のエレベーターで上がります。

須川高原温泉 旅館部 部屋10須川高原温泉 旅館部 部屋44

旅館部3階の廊下。自炊棟と比べると質素ではありますが旅館らしい造りになっています。

須川高原温泉 旅館部 部屋63

こちらが客室 和室10畳(広縁なし)、トイレ・洗面台付。

通常1泊2食付で12,960円~14,700円のお部屋です。

 

1~2人であれば十分な広さです。

畳や設備の古さとこもったにおいはやや気になりますが、綺麗に掃除されていました。

須川高原温泉 旅館部 部屋7

床の間側にはテレビ、金庫、電気ポット、箪笥と鏡、暖房があります。

冷蔵庫はなく、1階3階にドリンク、2階にビールの自動販売機があります。

部屋に電話はなく、フロントへの連絡は廊下に設置された電話からとなります。

 

ドコモユーザーですが、携帯はバッチリ使えました。

寝ながらネットも見れました。(wifiは部屋では使えませんでした)

須川高原温泉 旅館部 部屋65

布団を敷いたところ。翌朝チェックアウトまでそのままです。

掛布団は分厚い毛布とせんべい布団で、自炊部と変わらずでした。

真冬は営業していないのでこれでも良しなのかな。

 

枕はこのあたりでは有名なのか、阿部旅館でも同じものだったのですが、

薄い枕で、中に竹を編んだような固い板が入った健康まくらで、

慣れない感じだったのでバスタオルを乗せて寝ました。

 

今回は5月中旬の宿泊で、平野部は日中の気温が26度でしたが、

須川高原は夜10度以下になり、日が暮れると暖房を入れないと寒いくらいでした。

須川高原温泉 旅館部 部屋6

浴衣とタオルセット。

 

アメニティは歯ブラシ、シャワーキャップ、カミソリでした。

ちなみに、フェイスタオルは業務用の無地のものでお持ち帰り不可。

2色刷りネーム入りタオルは売店で300円で販売しています。

須川高原温泉 旅館部 部屋62須川高原温泉 旅館部 部屋61

お茶セットとお茶請け。

須川高原温泉 旅館部 部屋50

夕食後は冷水ポットが用意されていました。

須川高原温泉 旅館部 部屋60須川高原温泉 旅館部 部屋59

入口ドアの横には洗面台と洋式トイレ。

トイレは非温熱、非ウォシュレットタイプでした。

 

ここまでは至って普通の山の宿という感じ。

招待泊では一般的に良い部屋に通されることが多いと言われていますが、

今回はどうだったのかな?

須川高原温泉 旅館部 部屋2

特別だったのは、窓から見える景色でした!

左に見える大きな岩が溶岩流でできた「大日岩」。

この「大日岩」が真正面に見えるお部屋というのがポイントだったようです。

須川高原温泉 旅館部 部屋3

2008年の大地震で半分近く崩れてしまったそうですが、今でも迫力十分です。

下の鳥居と祠がとても小さく見えますね(^_^)

この鳥居の横が登山口になっています。

須川高原温泉 旅館部 部屋4

視線を右に移すと、大日湯の男湯ちょっとだけ見えてました(゜o゜)

人がいても肉眼では豆粒程度にしか見えませんが。

すだれがある左側が女湯側です。

須川高原温泉 旅館部 部屋48

部屋から見える夕日。

 

旅館部の眺望の良い部屋からは鳥海山が見えるらしいですが、

山の形を知らないのでどれだかわかりません(>_<)

そのうち、鳥海山大物忌神社にも行かないと。

(上り5時間半かかるらしいけれど・・・)

須川高原温泉 旅館部 部屋49

ライトアップされた夜の「大日岩」。肉眼では白い光です(^_^)

須川高原温泉 旅館部 部屋11

旅館部「雲海荘」の2階、3階の表側の部屋からは同じような景色が見えます。

(雲海荘 201~208、301~318号室)

裏側の部屋よりも1,000円ほど高くなっているようです。

須川高原温泉 旅館部 部屋46

ちなみに、部屋には灰皿があったので喫煙・禁煙の区別はなかったようですが、

1階ロビー前と売店前、外湯の前に喫煙所がありました。

須川高原温泉 旅館部 部屋13須川高原温泉 旅館部 部屋38

こちらは1階の売店。営業時間は7:00~20:00。

岩手県よりも秋田県の名産品が多かったように思います。

須川高原温泉 旅館部 部屋41須川高原温泉 旅館部 部屋42

秘湯の書籍や須川高原温泉オリジナル温泉の素(硫黄抜き)

須川高原温泉 旅館部 部屋43

自炊もできる宿なので、調味料やカップめんやスナック菓子等も置いてあります。

以前はカップめんの自販機があったのですが、なくなっていました。

生鮮食料品はありませんでした。

須川高原温泉 旅館部 部屋37須川高原温泉 旅館部 部屋47

フロントでは新聞の朝刊が100円売っていました。

また、手紙を投函できるポストもあります(土日は休み)。

以前、テーブルの上にいたインコのピーちゃんはいなくなっていました(>_<)

 

 

今回はGWも終わり、観光客もひと段落。

地元の方たちは田植えで大忙しの季節ということで、

旅館部、湯治部共にお客さんは少な目でした。

でも、東北以外から来ているお客さんばかりで、

中には近畿から車でという人もいて驚きでした(゜o゜)

須川高原温泉 旅館部 部屋24

栗駒山の登山地図。

 

旅館横の登山口から頂上まで約4キロ、所要時間は片道2時間。

昭和池までは緩やかな勾配で、残り30分のがキツイです。

でも、天気が良ければ初心者でも登れる山です。

ただし、クマが出没するエリアなので、熊鈴必須です。

 

前回は翌朝、一関に向かう途中、

宿から50mも離れていない通り沿いでコロっと太った小熊が横切って行きました(^o^)

 

【旅館部 お部屋の感想】

 

3年前は質素な湯治部屋だったので、それと比べれば普通の温泉旅館の和室でした。

トイレがウォシュレットではないですが、

旅館部はエレベーターも付いていますし、山奥の宿と考えれば十分な設備でした。

 

今回は食事も意外と良かったので、

1泊14,000円前後ならばそれほど高くはないという印象でした。

 

従業員さん達も若い方ばかりですが、とても丁寧な対応でした。

 

絶景といえば、栗駒山荘が有名ですが、

湯けむりの上がる岩場と大日岩も野趣あふれる景色で、別の意味で絶景ですよ。

 

初回の訪問で衝撃を受けても2度目からは思った程でもなかったという宿もありますが、

須川高原温泉はやっぱりいい宿でした!

 

部屋の広さ★★★★4.3

設備★★★3.9

アメニティ★★★★4.0

清潔感★★★3.9

宿の雰囲気★★★★3.8

接客サービス★★★★4.4

 

⇒「須川高原温泉」をインターネットで予約する

 

◆須川高原温泉 宿泊情報

旅館部1泊2食付:14,730円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治〇 自炊〇

湯治部+旅館部の食事:1泊2食付7,500円~8,500円 ⇒スタンプ帳押印可
湯治部素泊まり:1泊4,500円~5,500円(3泊目以上からかなりの割引)
湯治部の食事:朝夕共に各600円(事前予約で食券購入)

旅館部の部屋はトイレありとなしがあります(洋式-ウォシュレット温熱便座なし)
湯治部は共同トイレのみです(和式又は洋式-ウォシュレット温熱便座なし)

旅館部、湯治部の布団はともにせんべい布団です。

 

須川高原温泉 旅館部 宿泊レポ その2 お食事編

須川高原温泉 自炊部 宿泊レポ その1お部屋編 →その2 お食事編 →その3お風呂編

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



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