新潟県魚沼市にある「栃尾又温泉 自在館」の日帰り入浴レポートです。
最終更新日 | 2023/6/24 | 訪問日 | 2015/10月上旬 |
【湯之谷温泉郷 栃尾又温泉 自在館】基本情報
ゆのたにおんせんきょう とちおまたおんせん じざいかん
住所:〒946-0087 新潟県魚沼市栃尾又温泉
TEL:025-795-2211
公式サイト・日本秘湯を守る会宿紹介ページ
⇒「栃尾又温泉 自在館」へのアクセス&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付9,020円~19,690円お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応〇 自炊×
口コミ総合評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆ラジウム温泉の湯治体験をしてみたい
◆ぬる湯が好き
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【日帰り入浴】※感染状況により不可の場合あり 予約はこちら
営業時間:2日前〜前日までに電話またはメールで要予約
料金:1,000円
食事処12:00~14:00 蕎麦、ラーメン、カレー等 680円~
*日帰りプランは2017年の情報です。内容や価格はお問合せ下さい。
日帰りプラン:入浴+個室休憩6時間+旬彩弁当付 4,500円~(前日までに要予約)
日帰りプラン:入浴+個室休憩6時間+お膳のコース 7,000円~(前日までに要予約)
【おくの湯完成! 栃尾又温泉 自在館 日帰り入浴】
「栃尾又温泉」は、新潟県と福島県の県境近くにある、ラジウム泉で有名な湯治場です。
「自在館」は3軒ある湯治宿の湯元にあたり、共同浴場としても利用されている宿です。
栃尾又温泉の入口とバス停。
栃尾又温泉には3軒の宿と共同浴場があります。
右は宿周辺の案内図(クリックで拡大)
自在館の外観と玄関
自在館は鉄筋コンクリート2階・地下1階建ての本館と、木造3階建ての大正館があり、
渡り廊下でつながっています。
大正館は大正時代に建てられた湯治部屋でかなり鄙びています。
*奥に見えるのはリニューアルされた「うえの湯」(おくの湯)。
自在館の玄関とフロント。
館内は民芸調の居酒屋さんかと思うような造り。
川魚の水槽にレトロなピアノとインテリアも幅広い。
とはいえ、窓から見える溪谷の景色のせいか、自然と一体化した落ち着く雰囲気の宿でした。
ロビーの囲炉裏席堵窓から見える景色。
ゲンノショウコと豆のお菓子を頂きながら記帳。
2015年10月に訪問した時の料金は
- 日帰り入浴のみの受付で1,700円
- 入浴+個室休憩付で2,500円
- 入浴+個室休憩+昼食付で2,800円でした。
2023/6月現在は入浴だけでも2日前〜前日まで(9:00〜17:00)に要予約、お一人1,000円となっています。
入浴料金には男女別の大浴場と3つの貸切風呂の利用を含みます。
*貸切風呂は加温循環ろ過、その他は源泉槽あり。
長居して良さの分かるぬる湯のお風呂なので、
出たり入ったり、ちょっと昼寝をしたりと、
ゆっくり過ごすには個室休憩付のプランがおすすめだと思います。
今回は個室休憩+昼食付のフルプランにしました。
*現在、宿泊者優先のため日帰り入浴は完全予約制となっています。
部屋は6畳間の和室。
この日は他にお客さんもいないので、
「日帰り時間を気にせず、好きなだけいてください。」と言われました。
太っ腹な宿ですw
ロビーでは作務衣も選べます。
部屋にはテレビ、金庫、空のミニ冷蔵庫、クローゼットの中にはタオルセットあり。
お香が焚いてあっていい匂いがしていました。
洗面台も完備。
トイレは廊下のすぐ横にありました。
トイレはウォシュレットタイプ。
湯治宿らしい流し台とランドリールーム。
館内見取り図。
各お風呂の説明。
さっそくお風呂へ向かいます♪
【自在館 うえの湯&おくの湯】
「おくの湯」へは一旦屋外に出て湯治棟の横を通って奥まで進みます。
リニューアルされたばかりの湯小屋。
中に入ると左手に受付があり(この日は無人でした)、
階段上は休憩広間になっているようです。
奥が女湯(おくの湯)、右が男湯(うえの湯)になっていました。
おくの湯、うえの湯+したの湯は日替わりで男女入替えとなっています。
脱衣所も新しくてとても綺麗。
*2020年現在は電子書籍リーダーを含め浴室への電子機器の持ち込みは禁止されているそうです。
硝子戸をあけるとコの字型に3槽のお風呂がありました。
自在館のシンボルともいえる「したの湯」をイメージして作られたそうです。
こちらは入口から見て右手にあるメインの浴槽。
源泉そのまま、28.5度のぬる湯のかけ流しです。
石組みにタイル張りの浴槽で、プールのように透明なお湯がキラキラと輝いていました。
「栃尾又 自在館1号」泉温28.5度 湧出量77L/分(自然湧出)
泉質:単純弱放射能泉(弱アルカリ性低張性低温泉)ph7.9
訪問したのは秋口で少し肌寒くなりつつある季節でしたが、
一度行ってしまえばそれほど冷たさは感じません。
ただ、真冬は厳しいでしょうね~
お湯は無色透明、無味無臭。
ラジウム泉は、見た目や浴感からそれほど区別できるものではないですが、
身体がほぐれてすごくリラックスできるお湯なので、
気を抜くとうたた寝してしまいそうになります。
他のお客さんも気持ちが良くて寝ているのか、瞑想しているのか分からない状態(^o^)
入り口正面奥には温度の違う加温風呂が2つ。
42度強と41度くらいになっていました。
シャワー台。
「うえの湯」の裏に回ると、「栃尾又温泉センター」と書かれた建物がありましたが、
玄関から中を除くと物置になっていて、現在は使われていないようでした。
【自在館 したの湯】
「したの湯」へは本館の建物から地下へ降りて行きます。
長い階段。
脱衣所と飲泉処。
こちらが「したの湯」。
三角形のメインの浴槽。もちろん、ぬる湯のかけ流しです。
さきほどの「おくの湯」のオリジナルだなぁと納得できる造りですが、
「したの湯」の方がどことなく幻想的で、瞑想しながら眠ってしまいそうな雰囲気でした。
手前には小さな加温浴槽もあります。
【自在館 貸切風呂】
貸切風呂は3つあり、本館ロビー横の廊下に予約リストと鍵があります。
特にフロントで予約をする必要はなく、
空いている時間帯に名前を書いて鍵を持って出向けばOKです。
始めに入浴したのは「うけづの湯」。
貸切風呂の中では雰囲気と眺めが良いですよ、ということで選びました。
「うけづの湯」だけは1つだけ離れたところにあります。
長方形石組みの浴槽で3~4人サイズ。
お湯は42度ほどに加温されています。
左:湯口 右:浴槽の縁が枕木になっており、頭を乗せてゆっくりできます。
入浴中の眺め。
洗い場もなく小さなお風呂ですが、紅葉前の緑色の木々が綺麗で、
とても落ち着く居心地のいいお風呂でした。
「うけづ」というのは、向かいにある山の名前だそうです。
続いて、階段を下りて「うさぎの湯」「たぬきの湯」へ。
こちらの二つの貸切風呂は22:30~翌8:00まで女性専用又は男性専用となっているようです。
「うさぎの湯」22:30~翌8:00まで女性専用。
檜の枠のお風呂で2~4人サイズ。
「たぬきの湯」22:30~翌8:00まで男性専用。
石組みのお風呂で3~5人サイズ。
どちらも42度くらいに加温されています。
貸切風呂には墨の石鹸と馬油シャンプーセットが置いてありました。
【自在館 ランチ】
ロビーの奥にある食堂は日帰りでもランチ営業しています。
営業時間は12:00~14:00
蕎麦、ラーメン、カレー等 680円~
入浴+大広間休憩プランの利用でも、この食堂を利用できます。
食堂からの眺めはマイナスイオンたっぷりの風景が広がっていました。
深い渓谷の上に建っている宿なんですね。
カレーうどんを食べました。味はごくごく普通でした。
昼食メニュー。
食事付プランでない場合でも利用できます。
【自在館 お土産コーナー】
お土産コーナーには特産品の他に湯治用の食品も置いてありました。
お茶請けにも出た「健康豆」やヘルシーなお煎餅。
炊き込みご飯の素に湯治用の非常食(カップラーメン)。
他にもアイスクリーム、スナック菓子等。
お土産にピッタリな手のひらサイズ3合分の魚沼産コシヒカリ。
これはいい!と4つ買って帰りました♪
ラジウム納豆なるものもありましたよ。
*コメント欄に2020年3月に宿泊された方のコメントと最新情報、食事の写真が掲載されていますので、ぜひ参考になさってみてください。
【栃尾又温泉 自在館の動画】
【栃尾又温泉 自在館 温泉の感想】
ラジウム泉といっても、無色透明・無味無臭なので浴感に特徴はありませんが、
2時間くらい入っていると体の芯からほぐれてくるのが分かります。
ぬる湯に浸かって眼を閉じていると瞑想しているような気分になります。
長い方では1日6時間以上浸かっているそうです^^
日帰りでも半日は滞在してゆっくり浸かりたい温泉でした。
泉質★★★★4.3
お風呂の雰囲気★★★★4.5
清潔感★★★★4.5
宿の雰囲気★★★★4.4
接客サービス★★★★4.6
【栃尾又温泉 自在館 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場「うえの湯」「おくの湯」「したの湯」(時間入替制) 貸切風呂3
◆源泉 H25.8月の分析書
「栃尾又 自在館1号」泉温28.5度 湧出量77L/分(自然湧出)
泉質:単純弱放射能泉(弱アルカリ性低張性低温泉)pH7.9
蒸発残留物23gmg/kg 溶存物質226.6mg/kg 成分総計227.1mg/kg
ラドン含有量37×10-10キュリー(10.2マッヘ)
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし(加温浴槽は加温循環ろ過あり)
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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秘湯っ子様
ヒロシです。3月15日に宿泊してきました。ラジウム温泉つながりです。
今回の宿泊で貝掛温泉に匹敵するかも!!というのが私的な印象です。
2016年8月に大正棟に宿泊した時の印象が残っていたのですが、その時よりも比較できる秘湯の宿が増えたのと、本館に宿泊したのでかなり印象が変わったのかもしれません。
サービスの内容など気が付いたことを載せておきます。
・ロビーの飲み物無料(コーヒーもOK)
・読書スペースができている(囲炉裏のとなり)
・お茶菓子(温泉まんじゅう、せんべい、カントリーマアム)もセルフで好きなだけ持っていけそう。※夕食も美味しいので食べ過ぎ注意
・お香があちこち焚いてある(ロビーと廊下はお香、部屋の中はお茶の葉でした)
・エレベーターがあって移動が楽(「したの湯」は階段)
・貸し切り風呂の予約は玄関の目の前に移動
・男女問わず一人客も多い
・お部屋の中に石油ファンヒーター+こたつで暖かい。
・温泉は肩までつかれば寒くない!(寝落ちしてました)
・大正棟は福島の旅館二階堂とそっくり
食堂の拡張工事真っ最中でしたが、今月中には終わるそうです。
放射能温泉のやわらかい泉質+ホルミシス効果、秘湯っ子様の病後の回復期にいかかでしょう?
現在のロビーの様子
左側にお茶のポット、和傘の奥が読書室、手前の黒い台の上に貸し切り風呂の予約帳があります。
夕飯
夕飯2
献立(一汁六采コース)
・里芋とくるみの味噌あえ
・切り干し大根の辛子なます
・巾着たまご煮
・鶏肉オイスターソース漬焼
・けんちん汁(具だくさん!)
・豆乳寒天 フルーツ
※夕飯にイワナの刺身が抜けていました。
朝食(ごはんのほかにお粥もあります)
朝食2
ヨーグルトとアセロラジュース
焼魚はマスの塩焼きだったかな?
帰る際、こんなものが!宿公認のゆるキャラでしょうか?
ヒロシ様
新潟のラジウム泉の旅の記録をありがとうございます!
自在館の本館と貝掛温泉と雰囲気が似ている感じは良く分かります。
程よく古く気をふんだんに使った民芸調の感じなど。
大正館の建物はぬる湯の二階堂みたいな感じなのですね。
凄くイメージしやすいです(笑)
おやつ食べ放題はうれしいサービスですね!
自在館はご主人が代替わりしたそうですが、
公式サイトを見るたびに内容が変わっているので日々変化している感じですね。
食事もヘルシーな感じですが、美味しそうです!
ラジウム泉は病後の回復には良さそうなのですが、冷えは大敵なので悩んでいますが、
もう少し暑くなったら行きたいと思っています。
*眼鏡をかけた狸のイラストは可愛いですね。
公式サイトにも載っていました。
先々代とか誰か実在した方のユニークな特徴をとらえたキャラクターなのではないでしょうか?
部屋の様子ベッド側(修正してあります)
※マットレスは昭和西川のムアツ布団だそうです。
部屋の様子(テレビ側)
延長コードや読書灯などが置いてあります。WiFiもつながります。※ほんのりお茶の香りがしました。
ヒロシ様
部屋の写真をありがとうございます!
和室でもすのこベッドの部屋もあるのですね。
一人サイズで必要なものも揃っている感じで湯治には良さそうですね。
公式サイトを見たらベッドは手作りと書いてありました。
すごいですね~
ムアツ布団は知っていますが、「昭和」西川という会社名は初めて聞きました。
京都、東京西川は良く聞きますが、起源は同じでも今ではライバル会社と検索したら出てきました。
ヒロシさんの画像を復旧しました
ヒロシさんの画像を復旧しました。その2