山梨県早川町にある奥山梨温泉郷「奈良田温泉 白根館」の宿泊レポートお部屋編です。
最終更新日 | 2020/12/10 | 訪問日 | 2020/12・2015/3 |
【奈良田温泉 白根館】基本情報
ならだおんせん しらねかん
住所:〒409-2701 山梨県南巨摩郡早川町奈良田344
TEL:0556-48-2711
公式サイト・日本秘湯を守る会宿紹介ページ
⇒「奈良田温泉 白根館」へのアクセス&予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付 本館11,500円~ 新館15,500円~ お一人様〇 素泊まり× 湯治対応〇 自炊×
湯治は2食付9,000円~(3泊以上から可)
口コミ総合評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆かけ流し100%のぬるぬるのお湯が好き
◆素朴な山里料理が味わえる宿が良い
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【日帰り入浴】2020.3.4改定
営業時間:10:30~15:30受付(16:00退館)
料金:1,000円
入浴+個室休憩 11:00~15:00 大人3,000円/人
昼食対応なし
定休日:不定休
【2020年2月末で閉館?⇒日帰り入浴専門施設へ】
*「奈良田温泉 白根館」は、2020年2月末で宿泊の営業を終了し、3/4から日帰り入浴だけになりました。
奈良田湖 pic.twitter.com/S5psUqbIwj
— 秘湯宿.com (@hito_yado) December 7, 2020
お部屋編は2015年に宿泊た当時のレポートです。
【奈良田温泉 白根館 宿泊 その1 お部屋編】
奈良田温泉「白根館」は、南アルプスの最奥にある一軒宿です。
最近のテレビ番組では「奥山梨温泉郷」というくくりで紹介されていましたが、一般にはそのような名称はありません。
「奈良田温泉 白根館」は「日本秘湯を守る会」の中でも、インターから1時間半以上と車で行くにはちょっと遠いので行きたいと思いつつも後回しにしてしまった温泉の一つです。
今回は姉妹館である十谷上湯温泉「源氏の湯」が土日だけ露天風呂の営業が始まるというので、源氏の湯→白根館と連泊することにしました。
東京方面からだと、中央道「甲府南IC」で降りてから一般道を1時間30分走ります。
県道37号「南アルプス街道」はこの通り、綺麗に整備された道路なので、運転には問題ありません。
ただ、残り20キロくらいは斜面の土砂崩れの工事で片側通行になっている箇所が多く、
いくつか採石場もあったりして、大型ダンプの往来が多かったです。
道のりは長いですが、道中、通り沿いに日帰り入浴施設がたくさんありますので、
寄り道しながらだとあっという間です。
通り沿い手前5キロの所には西山温泉「慶雲館」も見えました。
ここは日帰りNGなので、いずれ宿泊したい宿の一つです。
白根館に到着。
チェックインは13:00~と早いです。
お湯が良いので、早めにチェックインしてゆっくりするのがおすすめだと思います。
今回は、秘湯を守る会の一人旅プランから予約をし、
「チェックイン時刻は正確に」との記載があったので、
ちょっとうるさい系の宿なのかと思い、寄り道もほどほどに到着しました。
登山客は予定が立たずに、時間がルーズなので迷惑しているのかもしれません。
駐車場は通り沿いに7~8台置けます。
階段を10数段上がると入口。
玄関
フロントとお土産処
到着時は若い女性従業員が対応してくれましたが、
その後はずっとご主人がフロントにいました。
さっそくお部屋に案内してもらいます。
今回は、日曜一人泊 1泊2食付14,500円(本館・トイレなし)のプランでした。
前日に、姉妹館の「源氏の湯」に宿泊したので、ここから1000円割引になりました。
階段前にクマ
本館は階段を上がった2階にあります。
トイレ付の新館4室もあります(平日2名利用14,500円~)。
本館の階段
踊り場には白根館を詠んだ俳句
客室の廊下。階段を囲むように9室並んでいます。
部屋は一番奥の20番でした。
部屋は畳6畳間+広縁、こたつ、ファンヒーター、液晶テレビあり、トイレ・洗面台なしです。
一人だと気になりませんが、二人以上だとちょっと狭いですね。
ミニ冷蔵庫の中はお酒ばかり。自動販売機は1階にあります。
価格表
浴衣とタオルセット。アメニティは歯ブラシだけでした。
クローゼットの中にはお針箱も入っていました。
そういえば、金庫はなかったような。
お茶セット
お茶請けは「ぴりり椎茸」と
黒豆
夕食後は冷水ポットが置かれていました。
床の間にはテレビ、鏡、ティッシュが置いてあります。
訪問3日前には降雪があり、その時は-3度まで下がったようですが、
訪問時の気温は日中10度以上あり、暖房をつけなくても過ごしやすかったです。
エアコンはここにはなさそうなので、夏はどうなのだろう・・・。
一応、冷房のある部屋もあるようですが、新館だけなのかな。
夕食後お布団をしいたところ。お布団は朝食時には片づけられます。
部屋は喫煙可でした。
喫煙所は他に大浴場入口前の休憩処にありました。
翌朝、部屋からの眺め。
南アルプスの窪地にあるなぁ~と感じられる景色。
正面の平らな砂地はダム湖です。
向かいの山の斜面には土砂崩れの跡があり、
ダム湖も法面工事で、朝から夕方までショベルカーが動いていました。
白根館の敷地内に見えた新芽は自家栽培野菜の畑かな。
白根館は溪谷にある一軒宿で周辺には山しかないと思っていましたが、
大きな道路沿いで周辺は民家もたくさんあり、
イメージしていた秘湯とはちょっと違う環境でした。
ドコモの電波も入り、ネットも見れましたし。
秘湯感は「源氏の湯」の方が勝るかもしれません。
続いて、共用トイレです。
洗面台と男女別のトイレは2階の階段横にあります。
女性トイレは2台あり、いずれもウォシュレットでした。
年配のお客さんはトイレ付の新館に泊まることが多く、
トイレなしの本館はどちらかというと若いグループか男性一人客が多いので、
女性トイレが混雑することは少なそうです。
トイレのドアがちょっと硬いので、夜は廊下に音が響いていたのが気になりました。
洗面台はお湯が出ないので、冬場に洗顔する場合には1階食事処前の洗面台か、
浴室の脱衣所の洗面台が良いかもしれません。
お部屋の紹介は以上です。
続いて、共用スペースのご紹介です。
1階にある自動販売機。
フロント横にあるセルフサービスのコーヒー 1杯100円。
「源氏の湯」にも同じものがありました。
下の棚から好きなカップを選べます。
フロント前のスペースで飲んでも、部屋で飲んでもOKです。
帳場の横にあるお土産コーナー。
「日本温泉遺産を守る会」の故・野口悦男氏のCD。歌のCDを出していたとは(^o^)
珍しかったので、熊あぶらを買ってみました。
ちょっとケモノくさいですが、馬油と同じような効果があるみたいです。
鹿の角や猪の牙のキーホルダー(^o^)
そういえば、部屋の鍵の飾りも猪の牙でした。
館内にはご主人が仕留めた鹿の剥製が飾られています。
仕留めた日時と主導犬の名前も。
狩猟日記も置いてあります。
夕食には鹿や猪、たまに熊料理が出ます。
【奈良田温泉 白根館の動画
【奈良田温泉 白根館 お部屋の感想】
山奥の湯治宿というイメージがありましたが、
館内は民芸調で統一されており、それほど古さは感じませんでした。
本館の部屋は多少狭いものの、特に不便もなく過ごせました。
観光シーズンでもない平日泊なのにお客さんがたくさんいて、
人気がある宿なのだなぁと再認識しました。
部屋の広さ ★★★3.8(本館)
宿の雰囲気 ★★★★4.2
清潔感 ★★★★4.3
接客サービス ★★★★4.0
【奈良田温泉 白根館 宿情報】
チェックイン/アウト 13:00~/ ~10:00
クレジットカードの利用不可
客室 本館9室(トイレ共同)・新館4室(トイレ付)
暖房〇 冷房一部〇 ウォシュレットトイレ〇
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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こんにちは。なんと、白根館、二月末で閉館になるそうです。源氏の湯に続き残念。1月に2連泊してきます。最後かなぁ…
Kaoruuk様
ビックリです!
ショックです!!
やっぱり人件費の問題なのでしょうか。
ご主人の健康問題と葉ではないと良いですが。
あれだけ人気の宿なのに残念としか言いようがないです。
閉館までに再訪したいです・・・。