【栃木】那須湯本温泉 旅館 雲海閣 日帰り入浴 ★★★★

栃木県那須町にある素泊まり湯治宿「那須湯本温泉 旅館雲海閣」の入浴レポートです。

最終更新日 2017/6/21 訪問日 2017/6月下旬・2015/2月上旬

【那須湯本温泉 旅館 雲海閣】基本情報

なすゆもとおんせん りょかん うんかいかく

住所:〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本33
TEL:0287-76-2016
公式サイトなし

⇒「旅館 雲海閣」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

素泊まり専門 1泊4,800/人 お一人様〇 自炊〇 トイレ共同

口コミ評価:Google 4.2点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆鄙び系の宿が好き
◆鹿の湯の源泉を静かに堪能したい
◆素泊まり×自炊の宿に泊まりたい


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【日帰り入浴】

営業時間:9:00~21:00
料金:大人400円 小人200円(1時間)

【那須湯本温泉 旅館 雲海閣 日帰り入浴】

「雲海閣」には、2015年と2017年に2回日帰り入浴で訪問しています。

 

「雲海閣」は元湯「鹿の湯」の源泉を引く素泊まり専門の旅館です。

 

温泉街の裏手にあり目立たないため、観光客で混雑することもなく、「鹿の湯」よりも鮮度の良いお湯を楽しめるので人気です。

ただ、館内はかなり鄙びた雰囲気なので、泊まる人を選ぶという点ではマニアックな宿です。

 

場所は、那須ICから県道17号を那須湯本方面へ、

橋を渡って温泉街の入口に入ったら、

足利銀行向かいにある「旅館 山快」の前の道を左奥へ行ったところにあります。

 

この日は晴天でしたが、

那須ICから7~8キロほど奥へ入った温泉街の手前から凍結のためチェーン規制でした。

(交番・ガソリンスタンド・コンビニのある「一軒茶屋」交差点以降)

 

県道17号沿いは日陰に若干雪が残っているだけで綺麗に除雪されていましたが、

「雲海閣」は県道から1本奥に入った細い道にあるので、除雪はされてません。

冬季は気温も上がらず、雪が溶けないためにほぼ万年雪になっています。

なので、スタッドレス×4WD又はチェーン推奨です。

裏道に入って50mほど奥へ、山快の駐車場を通り過ぎて右折すると雲海閣があります。

雲海閣の外観

玄関前に6~8台ほど駐車スペースがあります。

外観はちょっと古びた小さな旅館という感じですが、

鄙び系の宿という点では老松温泉「喜楽旅館に次ぐ、マニア向けの宿です。

玄関正面の奥が帳場です。

玄関前には100円ロッカーがあります。

浴室の脱衣所には籠が置いてあるだけなので、貴重品があればここへ。

帳場に向かう途中、廊下の右側には自炊室がありました。

帳場には人がいないことが多いので、置いてある呼び鈴を鳴らします。

この日、受付をしてくれたのは中国語なまりの女性でした(ベトナムとか東南アジアの方も知れませんが)。

次の時には学生のバイト?がゲームをしながら対応はなく勝手にお金を置いてお風呂に行く感じでした。

 

日帰り入浴は大人400円ですが、

2014年12月に始まった那須温泉巡りのクーポン(3軒分で1,000円)を購入しました。

「立ち寄り湯 温泉周遊券のスタンプラリー」もやっているので、

那須によく行かれる方は要チェックです(2015年3月末まで終わりました)。

お風呂は帳場の裏側を回り階段を降りたところにあります。

帳場からみて地下1階に相当するところに明礬泉の浴室、

地下2階に相当するところに鹿の湯源泉の浴室があります。

 

浴室には石鹸もシャンプー類もありませんので、要持参です。

一応、帳場では1回使い切りのシャンプーを売っていました。

帳場の裏に回ると廊下にはマッサージ機が置いてあります。

左に曲がると奥に浴室に向かう扉があります。

扉を開けるとだんだん怪しげな雰囲気になってきました。

秘密基地のような廊下です^^

硫黄の匂いが充満しています。

壁は硫化水素ガスでボロボロ。

通路の途中で右にある階段を降りて行くと、

一つ目の浴室に到着。

ちょっと暗い・・・。

電気がLEDなのか、スイッチを入れてもすぐには明るくならないので、

夜はもっと怖そう。

左が男湯、右が女湯。

ドアを開けるとすのこの上に籠だけ置かれた脱衣所。

 

※コロナ禍に入ってからこちらの湯舟はお湯が張られていないようです。

浴室は4畳ほどの広さ。お風呂は2~3人サイズです。

お湯は無色透明。

温度は36度くらいでかなりぬるかったですが、しっかりオーバーフローしていました。

単純硫黄泉(いわゆる明礬泉)ということですが、分析書はなく、詳細は不明です。

舐めると金属の味がしました。

こちらは男湯。

女湯よりも気持ち広めです。

 

水道の蛇口にホースがついていますが、水しか出ないようなので、

身体を洗う時には湯船のお湯を利用するようです。

 

一旦通路に戻り、さらに階段を降りて行くと、

鹿の湯源泉の浴室があります。

帳場からだと地下2階に相当する階段があるので、上り下りはちょっと大変です。

奥には客室。

コタツのある6畳間でした。

部屋は思ったよりも普通というか、許容範囲でした。

向かいには洗面所。

「ザ・湯治場」という雰囲気です。

外から見るとこんな感じ・・・( ;∀;)

浴室入口

女湯の脱衣所。

ドアの両サイドに棚と籠が置いてあります。

ドライヤーなどはありません。

ピンボケしてしまいましたが、こちらが鹿の湯源泉の浴槽です。

浴室の広さは8畳ほどでしょうか。

左は40度ほどでぬるめ、右は44度ほどあり、熱いのと酸性×硫黄で少し肌に沁みます。

中央には木の栓がしてある源泉の湯口。

左のぬるい浴槽はちょろちょろ、右の熱い浴槽は勢いよくドバドバ出ています。

脱衣所には、湯量が限られているので勝手に調節しないでくださいとありました。

 

どちらの浴槽も25cmほどの透明度で、鹿の湯よりも白濁は弱い感じです。

その分新鮮ということでしょうか。

ただ、湯船の底には黄色い湯花が沈殿していました。

 

舐めるとレモン味なのですが、あまり酸っぱくはなく、

加水はないはずなのに何となく薄く感じました。

震災後に鹿の湯も薄くなったと噂されているようなので、

ここに限らずそういう影響が出ているのでしょうか。

とはいえ、硫黄泉のにごり湯としては十分なレベルです。

*2017年訪問時には左のあつ湯で44度、右のややぬる湯で42度。

常連さんの話ではあつ湯が48度くらいの時もあるということでしたが、とても入りやすい温度でした。

天井は高く取ってあり、

浴槽は総木造りなので、古いですが雰囲気があっていいです。

洗い場には桶のみ。シャンプー等は要持参です。

せっけんのかけらが落ちていたので試しに腕を洗ってみましたが、油分が解けて体がネトネトするだけなので、ボディーソープでないと体は洗えません。

水道が一つありますが、冷た~い水だけです。

注意書き

1階客室廊下。

前回、トイレを借りたところ和式でしたが、綺麗にリフォームされてウォシュレットになっていました。

2017年2月に放映された「しくじり先生」の「クセログ」というコーナーでもトイレと客室の一部についてリフォームしたと紹介されていました。

トイレ入口

ウォシュレットトイレ

ソファのある玄関横のスペース

奥にはマンガと自販機。

ミネラルウォーターを買おうと思ったら、お水はなくてお茶やジュースだけでした^^

 

 

【旅館 雲海閣 温泉の感想】

初回は平日の夕方に訪問しましたが、他にお客さんはおらず貸切状態でした。

夕食後の時間になると、素泊まりのお客さんが戻ってきたり、

近所の常連さんがお風呂に入りにやってくるという感じでした。

 

 

徒歩圏内にはあまり飲食店もないので車がないと不便ですが、

純粋にお湯を楽しむには絶好な場所ですね。

「ボロイ宿に良い湯アリ」の典型的な温泉でした。

 

2017年は、老松温泉おおるり山荘⇒「雲海閣」と回り、日帰り硫黄三連発コースの最後に持ってきましたが、翌日まで強烈な臭いのまま。

残り香で幸せな気分でしたが、周りに温泉のない自宅付近では不審者に思われそうでした^^

 

泉質★★★★4.5 ⇒4.6に変更

お風呂の雰囲気★★★★4.5

清潔感★★★★4.0

宿の雰囲気★★★3.8(マニア向け★★★★4.6)

接客サービス★★★★4.0

 

⇒「旅館 雲海閣」の詳細を見る

 

【旅館 雲海閣 温泉情報】

◆お風呂

男女別内湯各2

◆源泉

源泉「鹿の湯」「行人の湯」混合源泉 泉温68.4 湧出量?
泉質:酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)
(低張性酸性高温泉)pH2.5 蒸発残留物814.8mg/kg 成分総計1040mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 

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