十津川に張り出すように建つ絶景自慢の宿「湯泉地温泉 やど湯の里」の宿泊レポートです。
最終更新日 | 2020/5/7 | 訪問日 | 2014/9月下旬 |
【十津川温泉郷 湯泉地温泉 やど湯の里】基本情報
とつかわおんせんきょう とうせんじおんせん やどゆのさと
住所:〒637-1332 奈良県吉野郡十津川村武蔵846
TEL:0746-63-0020
公式サイトなし・日本秘湯を守る会
*ネットのプランは2020/5/11から出ています
【宿泊料金】
1泊2食付14,190 円 お一人様△ 素泊まり× 湯治対応× 自炊×
口コミ総合評価:google 4.4点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆山里の静けさと絶景に癒されたい
◆鮎尽くしの料理を味わいたい
[スポンサーリンク]
【日帰り入浴】
不可
【湯泉地温泉 やど湯の里 宿泊 1 お部屋編】
「湯泉地温泉」(とうせんじおんせん)は、
和歌山県と奈良県の県境近くにある十津川温泉郷の一つで、
全施設がかけ流し100%を保証する「源泉かけ流し宣言」をした温泉地です。
「やど湯の里」は日本秘湯を守る会の会員で、
十津川に面した絶景露天風呂が人気の宿です。
十津川村は日本一長い路線バスを持つ村で、
奈良県側からも和歌山県側からもバスで2時間以上かかる陸の孤島です。
電車でも、飛行機でも、車でも、同じくらいかかります。
村営バス停のある「十津川村役場」と隣の「道の駅十津川郷」
バスで向かう場合、奈良交通バスでは「十津川温泉」で乗換となります。
最寄りのバス停「十津川村役場前」から宿まで1.5キロほどあるので、
役場前からの送迎をお願いできます。
でも、途中、熊野古道や観たいもの、寄りたい温泉もあるので、レンタカーが一番おすすめだと思います。
なお、車で東京・名古屋方面から来る場合には、
日本一の悪路といわれる「国道425号線」(尾鷲~龍神間)を通らないよう、予約の際に念を押されました。
通称「酷道(こくどう)425号」と呼ばれ、
対面通行できない崖に面した細道が延々続き、
しかも長いトンネルもあるのに、大型ダンプがビュンビュン来るので大変らしいです。
→その様子はYOUTUBEの動画にアップされています。
宿に到着するまでに諦めて家に帰った人もいるくらいだそうなので、
ナビで自動的に「425号」を表示していないかご注意ください。
村役場から北東に伸びる細い道沿いには、
公衆浴場「泉湯」、「十津川荘」等の宿が並び、
「やど湯のさと」は一番奥にあります。
駐車場は宿の奥(写真右側)。
車を停めると、目の前には十津川溪谷の絶景が広がっていました。
人も少ない静かな村なので、とても神秘的な景色に感じました。
などと浸りながら、ふと左下を見ると、宿の露天風呂が見えました(^_^)
宿の敷地だし、宿泊客も1日最大7組ほどしかとらず、
日帰り客も来ないので、特に見る人もいませんが。
「やど湯の里」の玄関。
古い木造でもなく新しい鉄筋コンクリートでもない、
家族経営の旅館といった雰囲気です。
関東だと、「かど半旅館」にちょっと似ているかも。
看板には
「ここは奈良県十津川村 とうせんぢ温泉で やどの名前を湯の里と申します」と書いてあります。
玄関を入ると目の前に階段、右奥に帳場、
左にはたぬき。
スタンプ帳はチェックイン時に提出してくださいと、せんとくん。
関西らしいユーモアを感じさせる宿です(^_^)
予約の電話をした時から、とても丁寧な対応で印象が良かったのですが、
滞在中もどなたもとても気持ちのいいおもてなしをしてくれました。
通されたのは1階突き当りの角部屋。その名も「次郎」です。
部屋の鍵にも「次郎」。
別の部屋は「三郎」。
なるほど、部屋には家族の名前がついているわけですね。
食事処の部屋は「おば」でした(笑)
今回は、一人泊で1泊2食付16,800円のプランでした。
通常2名だと13,800円なので、3,000円割り増しになります。
*訪問した2014年当時はお一人様でも+3,000円で泊まれましたが2017年現在は基本的に1人利用は不可になっています。
ネットでのプランも2名~なので、気になる方は宿に直接お問合せ下さい。
部屋は8畳間の和室に広縁。
広縁はやや広めで、窓の外には十津川の絶景が広がっています。
これだけ部屋からの眺めが良い宿も珍しいです。
広縁の奥にはウォシュレットトイレ。全室のうち2室だけトイレ付のようです。
網戸があって写真では見にくいですが、建物からトイレ部分が張り出しているので、
実はトイレからの眺めが一番の絶景なのでした。
広縁の反対側にはドレッサーがあります。
床の間スペースにはテレビ。
タンスの中にはタオルと浴衣セット。
アメニティは歯ブラシだけだったような。
冷蔵庫も撮影していないので、なかったと思います。
館内に自動販売機もなかったような。
お茶とお茶請け。撮影していませんでしたが、お茶セットもあります。
夕食後には冷水ポット。
客室の通路
ドアを出てすぐ向かいに洗面台と共用トイレがありました。
お部屋の紹介は以上です。
続いて共有エリア。
玄関前の階段横には休憩スペース。
テーブルの下にある大きな木の根っこ。
近くにある、「玉置神社」という巨杉の御神木で有名な神社の杉の木のようです。
壁には若き日の秋篠宮殿下の写真。ここに宿泊されたそうです。
よく見ると、やど湯の里の駐車場の写真です。
「名も知らぬ 小鳥とひたる 露天の湯」という看板が掲げられています。
玄関の看板といい、のどかな宿の雰囲気が伝わってきます。
帰りには、「源泉かけ流し宣言10周年」記念の十津川村のコンニャクをいただきました。
女将さんと大女将さんが出てきて、
「今度は猪鍋の時期にまた来てくださいね。」と、
見えなくなるまで手を振ってお見送りしてくれました。
【温泉地温泉 やど湯の里 お部屋の感想】
今回は急な出張のついでであまり下調べせずに出かけ、
お風呂が絶景らしいということくらいしか予備知識がありませんでしたが、
印象的だったのは皆さんの温かいおもてなしでした。
静かで眺めは最高ですし、
部屋にトイレもありますし、特に不自由もなく過ごせて、
井上靖氏が小説を書くのに篭ったというのも納得です。
結論先取りになりますが、
「あのお風呂に入るためにもう一度来たいな。」
と思う宿でした。
部屋の広さ★★★★4.3
設備★★★★4.0
アメニティ★★★★4.0
宿の雰囲気★★★3.8
清潔感★★★★4.3
接客サービス★★★★4.7
【やど湯の里 宿情報】
チェックイン/アウト 14:00~ / ~ 10:00
クレジットカード利用不可
全7室 うちウォシュレットトイレ付2室
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【十津川村周辺の関連記事】
[スポンサーリンク]
ブログ掲載の温泉 都道府県別 | |||||||
北海道 | 道南 | 道央 | 道北 | 道東 | |||
東北 | 青森県 | 秋田県 | 岩手県 | 山形県 | 宮城県 | 福島県 | |
関東 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 茨城県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 |
甲信越 | 山梨県 | 長野県 | 新潟県 | ||||
東海 | 静岡県 | 愛知県 | 岐阜県 | 三重県 | |||
近畿 | 滋賀県 | 京都府 | 奈良県 | 和歌山県 | 大阪府 | 兵庫県 | |
中国 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | 鳥取県 | 島根県 | ||
四国 | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 | |||
九州 | 福岡県 | 佐賀県 | 大分県 | 熊本県 | 長崎県 | 宮崎県 | 鹿児島県 |
沖縄 |
TOP | 入湯履歴 | グルメ&観光 | YOUTUBE温泉動画 |
日帰り温泉 | にごり湯 | 混浴のある温泉 | 温泉グッズ |
「日本秘湯を守る会」、源泉かけ流しの日帰り入浴・宿泊の口コミが気になったら、「秘湯宿.com」で検索♪
☆ 食事もおいしい「日本秘湯を守る会」会員宿 ご飯も美味しい厳選宿のランキングを更新しております♪