静岡県伊豆市ある湯ヶ島温泉「谷川の湯 あせび野」の宿泊レポートです。
お宿の基本情報はページの下部にあります。
⇒「谷川の湯 あせび野」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
口コミ総合評価:Google 4.6点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆伊豆の温泉で値段以上に満足できる宿を探している
◆日帰り客NGの落ち着いた宿が良い
◆かけ流し100%の温泉で客室露天風呂のある宿が良い
◆料理も美味しくなければ嫌!
最終更新日:2023/3/11
訪問日:2023/3,2013/2
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⇒「湯ヶ島温泉 谷川の湯 あせび野」の食事情報はその2お食事編へ
⇒「湯ヶ島温泉 谷川の湯 あせび野」の温泉情報はその3お風呂編へ
【日帰り入浴】
不可
【日帰りNG 全室露天風呂付の宿 湯ヶ島温泉 谷川の湯 あせび野 お部屋編】
中伊豆のハイクラスの宿の中でも特に人気の高い「あせび野」。
2014年と2023年に宿泊しています。
我が家では毎年2月下旬~3月上旬にかけて、伊豆の河津さくらを見に行くのが恒例になっています。
仕事の都合で直前まで日程が組めないことが多く、なかなか人気の宿に泊まれる機会が少ないのですが、今年は「あせび野」に行きたいということで、1か月くらい前から計画を立てて念願の2回目の訪問となりました。
実は2021年にも予約をしていたのですが、直前になって災害のため実家も避難対象に^^
やむなくキャンセルという事態になりましたが、次回もまた必ず行きますと言って再訪が実現しました。
東名道の沼津から伊豆縦貫道で一気に修善寺へ。そこから10分足らず、国道414号線を猫越川沿いに降りていくと湯ヶ島温泉はあります。
川端康成が「伊豆の踊子」を執筆したのも湯ヶ島温泉の宿です(参考⇒湯本館)
「あせび野」は、近くの「嵯峨沢温泉 嵯峨沢館」と姉妹館です。
どちらも全室露天風呂付のハイクラスの宿ですが、プールがある「嵯峨沢館」の方はファミリーも多そうな雰囲気、「あせび野」の方はよりプライベートな感じで年代問わずカップルが多いのではないかと思います。
伊豆に向かうときは東名道で富士山がドアップで見えてくるとテンションが上がります↑↑↑
国道から1本入った静かな裏通りにある「あせび野」
帰りにはこの石碑の前で記念撮影するのが恒例のようです。
玄関までのアプローチは純和風旅館の雰囲気
入口には大五郎の籠車が置いてあり、これに荷物を積んで案内されるのは「嵯峨沢館」でも同じ。
苔むしたつくばいの先に暖簾がかかっているのが玄関
館内に入るとすぐ左にフロントとお土産ショップが、奥にラウンジがあります。
前回は、午後3時ごろに到着したら、すでに当日の貸切風呂がほとんど空いていない状態でしたので、今回は早めにチェックイン。
先客は2組いましたが、高齢者だったからか貸切風呂は選び放題^^
他のお客さんと顔を合わせるのはチェックアウトの時くらいしかありませんでしたが、前回は30代くらいの若いカップルが多かったの比べ、今回は旅行支援割引を駆使していると思われる高齢者のご夫婦やグループが目立ちました。
※館内はプライベート空間以外は基本的に撮影NGなのですが、他のお客様は絶対に撮影しないという条件で許可を得ています。
ガラス張りのラウンジ
ロビーは2階で、3階まで吹き抜けになっています。
曇り一つなく磨かれた窓
「あせび野」の中ではロビーとラウンジが一番高級感あふれる空間なので、部屋でゆっくりするよりもここでお茶を飲みながら景色を眺めるのが贅沢な時間でした。
コロナのためウェルカムドリンクは省略して早速お部屋に案内してもらいます。
ロビーの奥にあるエレベーター
エレベーターの横には景色を眺めるテーブルセット度デッキチェアがあります(喫煙OK)
今回宿泊した「谷の蔵」はロビーから1つ降りた1階にあります。
エレベーター左側にある「谷の蔵」の出入り口は自動ドアになっています。
「谷の蔵」の一番奥の部屋でした。
【あせび野 1階 谷の蔵 ベッドルーム 1名 税込31,900円】
一般のネット予約の場合には部屋を選べない場合もあるので、公式サイトから予約しました。
と言っても、ほとんど選択肢はありませんでしたが。
入口から見た客室
床はすべて落ち着いたフローリング(土足OK)です。
入口には消毒液と使い捨てのスリッパ、マジック。
お風呂で取違の内容に自分だけのイラストを描いたりできます。
食事処にも、屋外の貸切風呂へもスリッパでOKだそうです。
メインの洋室
ダブルと思われるベッドが2台に革張りのチェア。これも「嵯峨沢館」にあったのと同じメーカーのものと思われます。
ベッドサイド
右側にある青く光っている四角い端末はQRコードが表示され、それをスマートフォンで読み取ると部屋番号と貸切風呂の予約ページが表示されます。
部屋に到着するとまず、貸切風呂の案内が始まりますが、スマホを持たない人にはちんぷんかんぷんかもしれません^^
全国旅行支援の各都道府県のクーポンもQRコードを読み取ってお店で支払金額を表示して決済画面を見せるというのが主流ですので、高齢者でも旅慣れている人は多いのですがが。
窓側から見た客室
2名だけだとベッドが部屋を占拠していても十分なスペースがあります。
デスク周り
ノートPCで作業するにも十分なスペース。
部屋の鍵が2つあるのはうれしいですね。
窓の近くにはソファとテーブル
窓の近くに扉がありましたが、谷の蔵の106と107はコネクティングルームにできるようになっていました。
ベランダにはチェアがあって景色を眺められます。喫煙可。
入口通路側にある冷蔵庫とお茶セット
お茶とお茶菓子
冷蔵庫の中のドリンクは2Lのミネラルウォーター以外有料です。
部屋の水道の蛇口は温泉水を使用しているということで、お水はこのペットボトルを飲んで下さいということでした。
湯口ごとに飲泉許可を得ていないと飲用できないからなのでしょうが、湯量が豊富なんですね。
ドリンクの料金表
館内の貸切風呂の出入り口付近にはドリンクの自動販売機もあります。
お茶請けはチョコレートと抹茶ケーキで、どちらも美味しかったです。
ベッドの横にある大きめのクローゼット
クローゼットに左側には貴重品ボックス。
浴衣と羽織り
作務衣と足袋靴下
ロビーも食事処へもどちらの恰好でも出かけられます。
入口左にあるトイレ
車いすごと入れる広さ
ヒーターに洗面台もあります。
部屋の奥の左側には洗面台と露天風呂があります。
ドライヤー、アメニティ、タオルがあります。
洗面台の上のアメニティ
ハンドソープとヘアムース
男性用は髭剃り、ボディスポンジ、ヘアブラシ、歯ブラシ、POLAのフェイシャル、ヘアケア用品(GACHI)
男性用でこういうのが置いてあるのは珍しいですね。
女性用は歯ブラシ、ボディスポンジ、シャワーキャップ、ヘアゴムとコットン、ヘアブラシ、フェイシャルセット(練石鹸、メイク落とし、化粧水、乳液、保湿クリーム)。
女性用のフェイシャルケアはリーフ&ボタニクスのものでした。
大浴場にもフェイシャルの他のアメニティが用意されています。
タオルセット
大浴場には入口にタオルが積み上げられているので、部屋風呂で使う専用のタオルです。
客室露天も源泉かけ流し100%
ゆったり一人サイズ、ギリギリ2人サイズです。
すぐ下は猫越川ですが、湯舟からは見えません。
身を乗り出すと見えます^^
到着した時には隣のベランダとの間には格子戸があるのですが、これが開きました!
隣でしゃべりながら入浴出来ます。
湯口の周りには塩の塊みたいな成分がビッシリ。
泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉 pH8.34 弱アルカリ性
無色透明無味無臭で柔らかいお湯です。
到着時は42.5度くらいありましたが、翌朝は40度くらいにぬるくなっていました。
シャンプーセットもリーフ&ボタニクス
大浴場はPOLAだったたので、こちらの方が豪華版になるのでしょうか。
↓客室露天のショート動画
お部屋の紹介は以上です。
【あせび野 共有スペース】
続いて共有スペースへ。
ロビーの薪ストーブと展示品、本
旅行や美術の本が置かれていました。
ロビー&ラウンジの片隅にはセルフのドリンクサービスがあります。
こちらは本格コーヒー
こちらは手軽にお水、白湯、麦茶、紅茶、コーヒー(HOT&ICE)も飲めます。
貸切風呂の出入り口がある通路にはソフトドリンク、ビール、ピーナツなどおつまみ缶の自販機があります。
以前はハーゲンダッツのアイスクリームがあったのですが、案くなってしまいました^^
フロント脇のお土産コーナー
玉露名人というやクッキーがお土産には良さそうでした。
中伊豆らしいお土産は梅シロップでしょうか。修善寺や月ヶ瀬等の梅園もありますし。
部屋に置いてあったリーフ&ボタニクスのアメニティも売っていました。
【谷川の湯 あせび野 お部屋の感想】
前回訪問した時に新しいですねと言うと、もう20年近く経っていますと言われて驚きましたが、今回は10年ぶりで開業30年近いことになりますが、前回と変わらず館内はキレイで新しく感じました。
初回の「山の蔵」はこたつもあって和室で落ち着いた雰囲気。4人ではちょっと狭かったですが、設備も十分でした。
トイレは車いすごと介助者と一緒に入れる広さ(3畳くらいある)のにびっくり。
だからか、杖を突いた高齢者夫婦も何組か泊まっていました。
2回目の「谷の蔵」はベッドなので、すぐに寝転がれるのが楽ちん。
ただ、フロアは下足なので、裸足でウロウロしたい日本人にはちょっとめんどくさいと思ってしまいました。
希望の日を何日か調べていたら、「谷の蔵(ベッド)」と「木の蔵」が残り1室ずつという日があったので、もしかしてこの二つはあまり人気がないのでしょうか?
「谷の蔵」に関しては、1階でドアの外がすぐ地面のため、大雨が降った夜は雨音がストレートに響くのでちょっとうるさかったです。
でも、お部屋の造りや客室露天風呂の雰囲気はむしろ「山の蔵」よりも好みでした。
お食事編、お風呂編を先取りしてちょこっとだけ触れておきます。
前回、家族4人で出かけてお昼もたっぷり突き合せられた後の夕食はあまり印象が薄かったのですが、前回の反省からお昼は最小限にして臨んだところ、夕食は歴代最高レベルに美味しかったです。これは3万円以上する宿の中でもコスパ最強レベルではないでしょうか。
お風呂に関しては伊豆全般に言えることですが、さっぱりした温泉なのでこれといった特徴が薄いです。ただ、大浴場は広々としていて、人がいない時間帯(夜中やチェックアウト直前)はお湯の鮮度も良く熱めで気持ちよく入れました。
貸切風呂は雨が降ると面倒だったりするので、天候と相談して時間を選ぶといいと思います。
接客に関しては、コロナのため館内スタッフについては評価できませんが、食事処担当の方が素晴らしかったです。
ということで、私は館内の雰囲気、食事、接客から特別感のある宿ということで★★★★4つから★★★★★5つにしました。
うちの父は、部屋の造りが超老舗のお金をかけた木造建築が好きなので、室内が現代風でイマイチと言っていました。ご主人や女将がいる宿で顔を覚えてもらって足繁く通いたいというのが好きなようなので、そういう雰囲気だったら文句なく星5つ★★★★★だそうです。
部屋の広さ ★★★★ 4.5
設備 ★★★★ 4.7
アメニティ ★★★★ 4.5
宿の雰囲気 ★★★★ 4.7
清潔感 ★★★★ 4.7
接客サービス ★★★★ 4.5(食事処の方は5.0)
”お出かけの際には「秘湯宿.com」を見て来たと言っていただけると幸いです♪””
【湯ヶ島温泉 谷川の湯 あせび野】基本情報
ゆがしまおんせん たにがわのゆ あせびの
住所:〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島1931−1
TEL:055-885-1926
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付 28,600円~40,700円 お一人様× 素泊まり× 湯治× 自炊×
*小学生未満のお子様は不可となります
【宿情報】
全18室 全室かけ流しの露天風呂付、トイレバリアフリー
チェックイン/チェックアウト 14:30(最終チェックイン17:30)/~10:30
クレジットカード払い 〇(JCB・VISA・DC・UC・ダイナース・ニコス・マスター・UFJ・アメックス・セゾン)
※お土産は現金のみの支払い
携帯電話送受信 ドコモ〇 ソフトバンク〇 AU×
フリーWi-Fi〇
⇒「湯ヶ島温泉 谷川の湯 あせび野」の食事情報はその2お食事編へ
⇒「湯ヶ島温泉 谷川の湯 あせび野」の温泉情報はその3お風呂編へ
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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