内湯リニューアル前の2016年2月に宿泊した際の入浴レポートです。
【高山温泉郷 五色温泉 五色の湯旅館】基本情報
たかやまおんせんきょう ごしきおんせん ごしきのゆりょかん
◆お風呂
混浴露天風呂1 女性用露天風呂1 10:00~22:00(清掃時間を除く)
男女別内湯各1 露天風呂各1 24時間利用可(清掃時間を除く)
家族風呂(内湯)1 18:00~8:00(宿泊者専用)
*以前あった野天風呂はなくなり、館内の内湯に新設された男女別の露天風呂だけになりました(2017/6/28追記)。
「五色の湯旅館」の口コミ評価:google 4.1点/5.0点
【五色温泉の特徴】
◆白~緑~青~茶|~グレー~黒と天候条件によって5色に変化するにごり湯
◆風情のある内湯&渓流沿いの混浴露天風呂は解放感抜群!
◆カランもシャワーもないので、硫黄臭まみれの髪の毛に・・・
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~15:00 不定休
料金:500円
*日帰り入浴の営業は行っておりません(2018/2/14追記)
【五色温泉 五色の湯旅館 宿泊 その3 お風呂編】
*このレポートは2017年2月に内湯と露天風呂がリニューアルされる前に宿泊した時のものです。
「五色温泉」は、信州高山温泉郷の中ほどにある一軒宿です。
「五色の湯」はその名の通り、天候条件によってお湯の色が変化する温泉として知られています。
開湯は明治時代と古い温泉ですが、
大正時代にはがけ崩れにより「五色の湯旅館」以外の宿は壊滅状態になってしまい、
昭和の中期に先代の名物ご主人が買い取ってから今に至っています。
開業から軌道に乗るまでの紆余曲折は、
自叙伝「ランプのともしびから」(水野茂著)に詳しく書かれています。
こちらは手書きの見取図。
「五色の湯旅館」のお風呂は、
館内の男女別内湯各1、家族風呂(内湯)1、
館外の混浴露天風呂1、女性専用露天風呂1
があります。
*2017年2月のリニューアルに伴い、館外の露天風呂はなくなり、内湯に併設された男女別の露天風呂だけとなりました。
混浴露天風呂はバスタオル巻、湯浴み着の着用不可で、
しかも客室の一部から丸見え状態なので、
女性にとってはかなり難易度の高いお風呂です^^
*2016年12月までの改修工事で、内湯は全面改装され、シャワー付となりました。
露天風呂は内湯のすぐ外に新しくできたようです。
>>リニューアル後の内湯と露天風呂の写真は楽天トラベルにあります
【五色の湯旅館 露天風呂】
*2017年6月現在、以前あった館外の露天風呂はなくなりました。
まずは露天風呂から。
*露天風呂は危険防止のため、22:00~6:00まで利用できません。
フロントのある本館2階から階段を下りて行くと、壁から突き出す大きな岩!
露天風呂へは長靴に履き替えて外に出ます。
外に出ると正面に見えるのが混浴前の脱衣所(男性用)。
脱衣所の中は棚と籠だけ。お風呂までは10mほどあります。
女性用の脱衣所は、右の通路の奥へ、女性専用露天風呂の前にあります。
今回は全館貸切だったため、男性用の脱衣所を利用しました^^
こちらが松川の渓流沿いにある混浴露天風呂。
訪問時は雨のためか、露天風呂のお湯は墨汁のように黒かったです。
石組み+コンクリートの底で、10~15人サイズの大きさです。
熱すぎる日もあるようですが、温度は42度と快適でした。
お湯が濁っているので、入ってしまえば見えないかな?と思いましたが、
座ると胸の中ほどくらいであまり深さがなく、女性はやっぱり厳しいかな。
翌朝は少し薄いグレーになっていました。
透明度は30センチくらい。
黒い湯花が産毛にまとわりついて、腕が気持ち悪いことに・・・。
湯口から出るお湯は透明。でも周りの岩は硫黄の成分で白くなっています。
入浴中の景色。
渓流目の前、周りには何もない一軒宿なので、解放感は抜群です!
この日はかなりの大雨だったのですが、
蓑笠も置いておらず、シャワーキャップをかぶって入浴していたところ、
内湯で掃除をしていた仲居さんが傘を持ってきてくれました。
普通の傘を差しながら露天風呂に入ったのは初めてです^^
こちらは女性専用の露天風呂。8~10人サイズの大きさです。
混浴に比べると少し白濁してグレーになっています。
温度は38くらいでかなりぬるめでした。
女性用の露天風呂は渓流から少し奥まっていて、
宿の建物側には高い塀があり、眺望はほとんどありません。
混浴露天風呂に入った後だと物足りない感じがします。
今回の露天風呂は黒~グレーだけでしたが、
館内に飾ってあった写真では茶褐色のような色の時もあるようです。
露天風呂から見える内湯の湯小屋。
2017年にリニューアルされた内湯に併設する露天風呂(画像は宿提供/一休.com)
川沿いではなくなりましたが、高台にあるので眺めは変わらず良いのではないかと思います。
お湯の色はグリーンだったり、乳白色だったり。
続いて内湯に向かいます。
【五色の湯旅館 男女別内湯】
内湯は地下1階にあります。
清掃時間を除いて24時間利用可能です。
*内湯・貸切風呂は2016年末に全面リニューアルされ、ブログ掲載の写真とは異なります。
手前が男湯、奥が女湯。
その奥にはもう一つ家族風呂があったようですが、現在は閉鎖されています。
棚だけのシンプルな脱衣所。
ガラス戸には「戸はしめて下さい」とマジックで書いてあるのが何とも・・・。
こちらが女性用内湯。
到着した日の午後は少し濃いうぐいす色でした。
ヒノキ造りなのかな。お風呂は2~4人サイズ。
床は放射状に板張りがしてあり、やや不安定な場所もあります。
こちらの内湯は湯殿の風情もありますが、お湯も最高でした!
高山温泉郷の硫黄泉の中では一番良かったです♪
お湯は45度近くあり、そのままで入るにはしびれるほど熱いので、
ホースで加水して入りました。
5分くらいするとちょうど良い湯加減になるのですが、
薄めすぎると温まるまでにさらに5分くらいかかります。
でも、ややぬる目で長居するのがとても気持ち良かったです!
夜中に入ったら今度はグレーがかった乳白色でした。
翌朝チェックアウト直前には綺麗なエメラルドグリーンに♪
こちらは到着時の男湯。
清掃直後でお湯が半分しか溜まっていませんでしたが、黒っぽいほぼ透明のお湯でした。
真夜中なグレーがかったグリーン。
翌朝チェックアウト直前は濃いうぐいす色でした。
青みがかった乳白色にはお目に係れませんでしたが、5色以上のお湯に会えました♪
内湯の丸太を組んだ天井。硫化水素ガスを逃がすような造りになっています。
「五色の湯旅館」はお湯そのものを楽しんで欲しいということで、
内湯にはカランもシャワーもなく、湯船のお湯を桶で掬って髪を洗うことになります!
(別館にはバス付の客室があるので、部屋のお風呂でシャワーを利用できます。)
リンスインシャンプーとボディーソープは置いてありました。
でも、脱衣所にも部屋にもドライヤーがないので、そこだけは不便ですね。
新しい白木のお風呂なので以前とは全く風情が異なりますが、あと10年もしたらきっと・・・。
2017年にリニューアルされた男女別の内湯(画像は宿提供/一休.com)
脱衣所も綺麗にリニューアル。もちろんドライヤーもあります。
【五色の湯旅館 家族風呂】
地下に下りると一番手前にあるのが家族風呂です。
宿泊者限定で、18:00~翌8:00までの利用となっています。
家族風呂の中は1.5畳ほどの広さ。
湯船は大人1人+子供1人サイズなので、
夫婦一緒に入るのも厳しい大きさです。
家族風呂はほんのり緑がかった乳白色でした。
リニューアル後も浴槽の広さはほぼ同じです。
【五色の湯旅館 温泉の感想】
開放感のある混浴露天風呂と風情のある内湯で、
時間帯によってお湯の色の違いも楽しめるという、
なかなかお得感のある温泉です。
お湯に関しては、内湯が特に素晴らしかったです!
例えるならば、アブラ臭のない鳴子温泉「西多賀の湯」のような感じ・・・
高山温泉郷は1日がかりで湯めぐりできるエリアなので、
五色の湯旅館を拠点にするのは良いと思います♪
泉質★★★★4.2(内湯4.6)
お風呂の雰囲気★★★★4.4
清潔感★★★★4.2
【五色の湯旅館 源泉情報】
◆源泉 H16.12月の分析書
「五色温泉元湯」泉温57.5度 湧出量57.2度(自然湧出)
泉質:単純硫黄温泉(弱アルカリ性低張性温泉)ph7.7
蒸発残留物850mg/kg 溶存物質(ガス性除く)961.6mg/kg 成分総計1,013mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
→高山温泉郷 五色温泉 五色の湯旅館 宿泊レポ その1お部屋編
→高山温泉郷 五色温泉 五色の湯旅館 宿泊レポ その2お食事編
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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