群馬県中之条町にある「尻焼温泉 露天風呂」(野湯)の入浴レポートです。
最終更新日 | 2022/9/29 | 訪問日 | 2022/7・2017/9・2016/7 |
【尻焼温泉 露天風呂】基本情報
しりやきおんせん ろてんぶろ
住所:〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町入山
TEL:0279-95-3111(中之条町 観光商工課)
公式サイト(中之条町観光協会)
【宿泊料金】
なし 日帰り入浴専門
口コミ評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆天然の川湯に入ってみたい
◆開放感のある広~いお風呂が好き
◆草津温泉の帰り道に
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【日帰り入浴】
営業時間:24時間
料金:無料
*増水時は入浴禁止
【お湯良し、風情良し、天然の川湯!尻焼温泉 露天風呂】
「尻焼温泉 露天風呂」は、川がまるごと天然の露天風呂になっている野湯です!
ほぼ年中無休で入浴できて、しかも無料。
草津温泉の帰り道にあるので、いつも賑わっている野湯です。
「尻焼」の由来は、川底から温泉がわき出ていて、お尻が熱っ!となるから、「尻焼」温泉なのかと思ったら、温泉をお尻にあてて痔の治療をしたことに由来するのだそうです。
実際には深さがあるのでお尻を付けるよりも立ち湯のようなお風呂ですが。
源泉の温度は50度前後で、川の水と混ざってちょうど良い温度になっているという具合です。
ベストポジションを探し当てれば季節を問わず入浴できます。
(ただし、雪解け水が多い季節や大雨の後はぬるすぎて入れないようです)
前回は草津温泉に向かう途中に様子を見に行きましたが、裸で入浴している男性しかおらず、親同伴だったので上から見学しただけで入浴は断念。
どうしても入りたいので今回は1人でやってきました。
場所は、渋川伊香保インターから草津温泉に向かう途中、道の駅六合を通り過ぎすぎ、草津の手前30分、長笹川のほとりにあります。
国道沿いに「尻焼温泉 花敷温泉」の看板が出ているので、側道を下りて行きます。
看板が出てきて間もなく、また側道があるので下りてみると、無料駐車場でした。
駐車場にはキャンピングカーと自家用車が数台停まっていたので、きっと露天風呂のお客さんでしょうね。
露天風呂は平日でも昼夜を問わず誰かしらいるということで、なかなか女性には入りにくいです。
川沿いに下りる前にも通り沿いに5~6台分のスペースがあります(写真左側)。
ここから露天風呂までは道なりに徒歩3~4分です。
露天風呂の入口すぐ前には「光山荘」という旅館があり、空いていれば日500円で駐車させてもらえます。
1軒目に見えてきたのは元「関晴館」(現在は「星ヶ岡山荘」として営業)。
「尻焼温泉 河原野天風呂 この先200メートル」と案内が出ています。
「関晴館」には2016年の夏ごろにここ数か月で4回ほど電話をしたのですが、いつも「今日は日帰りだけです」と言われなかなか泊まれず・・・。
近くの「沢渡温泉 まるほん旅館」も同じような感じでタイミングが合わず。
そんなわけで2016年はやむなく草津温泉に泊まることにしたのですが、いつのまにか「関晴館」は閉館してしまい、「星ヶ岡山荘」としてリニューアルオープンしていました。
その「星ヶ岡山荘」もこの日は清掃日&工事で日帰り入浴は休業日でした(>_<)
※2022年7月に宿泊してきました。ご飯が美味しくてお風呂が広くていい宿です♪
新しい「星ヶ岡山荘」からさらに進むと橋が見えてきます。
橋の左手奥に露天風呂らしきものが見えます。
橋の右手には「ホテル光山荘」と「白根の見える丘」。
尻焼温泉には「星ヶ岡山荘」と合わせて3軒の宿しかなく、ひっそりとした山あいの秘湯ムード満点です。
露天風呂に下りる河原の入口にある「光山荘」の駐車場。
無断駐車は厳禁です。
この日は「光山荘」も休館日で日帰り入浴できず、尋ねたら駐車はOKでした。
「光山荘」の駐車場前には公衆トイレ。洋式のウォシュレットでした。
女性は露天風呂の前で着替える場所がないので、車の中で着替えられなけえればトイレの中でというのもアリですね。ちょっと狭くて、衣類を置く場所もないですが。
私は往きは車で着替え、帰りはずぶ濡れだったのでトイレを借りました。
川下の無料駐車場ならば人通りもないので、車の横で着替えても大丈夫かなと思います。
露天風呂の入口
今回も30代~70代くらいまで裸の男性ばかり5人ほどいました。
また無理かなぁ~としばらく様子を見ていたら、カップルが来たので後をついて行くことに(^^♪
「尻焼温泉 川の湯 露天風呂」には、
- 天然の川湯露天風呂 混浴2
- 屋根付の露天風呂 混浴1
があります。
川湯の入浴は水着、バスタオル巻も当然OKです。屋根付のお風呂は裸でしか入浴できません。
私はTシャツに湯浴み着で入浴しましたが、後から来た女性はラッシュパーカ―と短パンのような水着を着ていました。
海水浴場のパラソル下にいるような格好ですね。
上がった後に駐車場まで歩いて行くにはそういう服装の方が便利ですね。
それと、川の中の石がヌルヌルして滑りやすく、足を切る危険もあるので、シュノーケルで使うマリンブーツを履いていた方がいいと思います。
以下のレポートは2017年夏のものです。
露天風呂の入口から川沿いを歩いて30mほど先に露天風呂があります。
上から撮影した露天風呂(2016年7月)。
今回撮影した露天風呂(2017年9月)
川はが広くなっている場所に上段、下段と2槽に分かれた湯舟があります。
※2022年7月に訪問したところ、共同浴場の外壁に「(人がいる時には)写真は声をかけて撮影、動画は×」という内容の貼り紙がありました。
警察沙汰のトラブルがあったようですので、特に女性が入っている時に携帯を取り出したりするのは誤解の元ですのでくれぐれもご注意ください。
下流の露天風呂の前にある屋根付のお風呂。
着替えるスペースはありますが、目の前が川湯なので女性はここでは無理ですね。
川湯の中から見るとこの通り、中も丸見えです。
屋根付のお風呂の方は6~8人サイズ。
裸で入浴するのは無理だったので、手湯だけ。
川の水が混ざっていないので42度くらいでやや熱めでした。
飲食禁止、ペット入浴禁止等、脱衣棚の上にある注意書き。
露天風呂の周りには洗い場もないので、そのままザブンと入浴。
到着した時には下段に5~6人いたので、上段のお風呂に入浴中。
川の中の温度は40~40.7度。端の方にはお湯が沸いている岩場がいくつかあり、その付近は41.5~42.3度くらいでした。
訪問したのは9月の中旬の晴れた日。気温23度だったので、長居するにはちょうど良い温度でした。
石に座って入浴できるのは端の方だけで、真ん中のあたりは立ち上がって肩の位置くらいまで深さがあります。
上段の方が湧出している場所が多いのか、ほのかにたまご臭もして、近隣ではリニューアルした「川原湯 王湯」に似ているかなという感じでした。
無味無臭の単純泉の後に入浴したからか、思いのほか良いお湯に感じました。
今度は上段の方に人が集まって来たので下段へ。
何だかんだで最終的に12~13人くらい入浴していました。
トレッキング帰りらしい年配夫婦や若いカップル、お一人様。
平日でしたが、職場を抜け出してきたんじゃないかというスーツ姿の人もいたり、意外といろんな人が来ますね~
上段と下段の段差は1mくらい。
上から滝のようにお湯が流れていて、下段の方は37度とぬる目でした。
下段の方は140cm~170cmくらいありそうです。
大人でも立ったままで肩から首のあたりまで深さがありますが、一部足がつかない場所もあり、犬かきで泳ぎました^^
でも、川自体の流れはなく、大雨の後でもなければじっとしていて流されるということはありません。
お湯は緑色がかって見えます。
下段の方はお湯が沸き出ている所は見当たりませんでした。
入浴中の目線(下流側)
紅葉シーズンもまた良い眺めなのでしょうね。
【尻焼温泉 川の湯 露天風呂の動画 2017】
【尻焼温泉 川の湯 早朝の露天風呂】
【尻焼温泉 露天風呂の感想】
ひっそりとした温泉街にある野趣あふれる野天風呂。
いざ入浴してみると、想像していたよりも雰囲気が良かったです。
無料だから混んでいるのかと思ったら、ほのかに漂う硫黄臭、湯加減も最高だったので、人気があるのも納得です。
草津温泉の帰りでは何も特徴を感じないかもしれませんが、単体で見ると普通に良いお湯です。
野湯といっても足元の石が滑るくらいで、思ったよりも綺麗で快適でした。
ただ、近くに無料駐車場があるせいか、車中泊も多く、昼夜を問わず入浴している男性がいて(しかも全裸)、女性はなかなか入りにくいですね~。
全裸の男性だけの所に1人で行ったら好奇の目で見られそうで、今回も後から女性が来なかったら入れなかったかもしれません。
子連れファミリーが多い週末や夏休み中の方がかえって入りやすいのかも。
とはいえ、今回は裸の男性が多数でしたが、マナーの悪い人もおらず、ほのぼのした雰囲気でした。
せっかくなら宿に泊まって、夜は星空を楽しみながら、早朝は鳥のさえずりを聞きながら入浴してみたいです。
泉質 ★★★★4.1
お風呂の雰囲気 ★★★★4.7
清潔感 ★★★3.8
【尻焼温泉 露天風呂 温泉情報】
◆お風呂
混浴露天風呂2 混浴半露天1
◆源泉
「尻焼温泉」泉温?湧出量?(自然湧出)
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉 ph7.9
蒸発残留物 -mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)-mg/kg 成分総計-mg/kg
態様:源泉かけ流し、川水による加水あり、加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【尻焼温泉周辺の関連記事】
◆中之条町 応徳温泉 くつろぎの湯(お宿花まめ別館)日帰り入浴
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