新潟県十日町市にある「清津峡湯元温泉 清津館」の入浴レポートです。
【清津峡湯元温泉 清津館】温泉情報
きよつきょう ゆもとおんせん きよつかん
◆お風呂
男女別大浴場(内湯)各1 チェックイン~翌9:00まで(11:30~5:00清掃)
貸切露天風呂1(宿泊者専用) 1回30分まで無料(予約制) 2回目以降300円/1回30分
清津館の口コミ評価:Google 3.9点/5.0点
【清津館の温泉の特徴】
◆ほんのりたまご臭のする無色透明のお湯
◆内湯は加温、露天風呂はぬる湯のかけ流し
◆露天風呂から見える清津川と清津溪谷の眺めは絶景!
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~15:00
料金:大人700円 子供350円
タオル100円
バスタオルのレンタルはなし。
日帰り入浴は内湯のみ入浴可能。
定休日:不定休
【清津峡湯元温泉 清津館 宿泊&日帰りレポ お風呂編】
清津館は「日本秘湯を守る会」及び「日本源泉湯宿を守る会」の会員宿、
清津峡には他に「瀬戸口の湯」という開湯1,300年の越後最古の湯もありますが、
清津館の湯元温泉は昭和43年と比較的新しい温泉です。
その由来は、
「先々代清津館館主、桑原清吉が祈祷中のこと、突然像から霞が立ち上げ、煙の中から現れた如来様が先代館主の顔を撫でていかれました。その後、微かに硫黄の香りが漂っていて、これこそ如来様のお告げだと泉脈を探し求めると、昭和43年、ついに温泉を掘り当てたのです。以来、効能を求め、みなさま憩いの温泉として今に至っています。」公式サイトより
とのことで、
女将さんによると、新たに掘削下温泉でも汲み上げなしで自噴のまま利用できるのも、
お告げのお蔭だからなのよ、とおっしゃっていました。
秘湯の会を回っていると、
この現代にお告げを受けて新源泉を掘削したという宿がいくつかあって、
なかなか興味深いです。
「清津館」には日帰り入浴もできる館内の男女別内湯と、
館外にある宿泊者専用の貸切露天風呂があります。
【清津館 貸切露天風呂 清泉の湯】
まずは、館外の貸切露天風呂から。
貸切露天風呂は1回30分まで無料、チェックイン時に予約が必要です。
入浴の際にはフロントで鍵を借りてから出向きます。
2回目以降は1回300円となっています。
深夜早朝は入浴できず、食事時間もあって入浴できる時間割が少ないので、
露天風呂目当てで宿泊される方は早めのチェックインがおすすめです。
露天風呂は宿の玄関を出てすぐ目の前。清津川の渓谷沿いにあります。
露天風呂の入口
入口の引き戸と脱衣スペース
脱衣スペースから出ると、2槽に分かれた岩組みのお風呂があります。
脱衣所の掲示によると、左浴槽Bが加温+非加温源泉の浴槽で40~42度(お風呂画像奥)、
右浴槽Aが非加温で36度(お風呂画像手前)と表示されています。
手前にある1~2人サイズの浴槽。
こちらは36度前後の非加温の源泉「小出2号」が使用されています。
源泉温度39度、浴槽の温度は34度くらいとかなりぬる目です。
でも、たまご臭は一番強かったです。
奥の浴槽は3~4人サイズの大きさ。
泉温49度の「薬師の湯」を利用していて、浴槽内は41度と適温でした。
さっぱりとした浴感ですが、内湯よりもたまご臭を感知できます。
奥の浴槽に注がれている湯口。
左が「加温用源泉」、右が「薬師の湯(源泉)」と書いてありますが、
まだ秋口でそれほど寒くはなかったため、どちらも非加温のようでした。
奥から撮影。
お湯はややグリーンがかってみえますね。
入浴中の目線
目の前には溪谷がそびえ立っています。
紅葉の10日ほど前なので、緑の木々が生い茂っていますが、
これが枯木になると絶壁の方が際立って見えるのかもしれません。
雪の季節も圧巻でしょうね。
日没後の様子。
壁側には水とお湯の蛇口がありますが、硫黄の成分でまっ黒く変色しています。
*シャンプー、石鹸などは置いてありません。
【清津館 男女別内湯 薬師の湯】
続いて館内の男女別大浴場へ。
大浴場は露天風呂でも利用されていた
「薬師の湯」と呼ばれる独自源泉をかけ流しで利用しています。
こちらの内湯は日帰りでも利用可能です。
*深夜23:30~5:00までは清掃時間で入浴不可となっています。
「薬師の湯」入口
女性用脱衣所
脱衣棚と籠、洗面台に化粧水、綿棒、ドライヤー等の備品あり。
内湯は12畳くらいの広さ。
レンガ色のタイルに4~5人サイズのお風呂が一つ。
浴槽の底が青い石タイルになっていますが、お湯は無色透明です。
泉質はアルカリ性の単純硫黄泉。
42度弱くらいで加温はないようですが、たまご臭もほとんどなく、あっさりした浴感でした。
こちらは2012年12月に日帰りで訪問した時の写真。
この日は大雪の日で、浴室は湯気で何も見えず、
浴槽がブルーということも気づきませんでした。
この時は43度くらいでやや熱め、
今回よりもたまご臭は強く、モップの切れ端のような大き目の白い湯花が舞っていました。
と、前回ははっきりとした特徴があったのですが、
今回は泉質が変わったのかなぁというくらい、内湯には変化がありました。
シャワー台と「秘湯シャンプーくまざさ」セット
男湯の浴槽。
湯上りには湧水のサービスがあります。
【清津館 温泉の感想】
前回は法師温泉・貝掛温泉と
無色透明・無味無臭のお湯が続いた直後だったせいもあってか、
たまご臭が強めで特徴あるお湯に感じましたが、
今回は露天風呂でそこそこ感じられたものの、
内湯ではあまり硫黄泉らしい特徴は感じられず少し残念でした。
でも、紅葉までは少し早かったですが、念願の絶景露天風呂に入れて満足です。
30分と時間が短いですが、お客さんが少なかったので夕方・翌朝と2回堪能できました。
泉質★★★★4.2
お風呂の雰囲気★★★★4.6(内湯は4.0)
清潔感★★★★4.0
【清津館 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1 露天風呂1(貸切可)
◆源泉 H26.9月の分析書
自家源泉「薬師の湯」泉温48.0度 湧出量44.2L/分(掘削自噴)
泉質:単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)ph9.1
蒸発残留物592mg/kg 溶存物質694.3mg/kg 成分総計694.3mg/kg
態様:源泉掛け流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*露天風呂は冬期は加温する場合あり
「小出温泉2号泉」泉温39.8度 湧出量10.5L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-ナトリウム―塩化物温泉(低張性アルカリ性温泉)
蒸発残留物965mg/kg 溶存物質1,082mg/kg 成分総計1,082mg/kg
態様:源泉掛け流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*露天風呂は冬期は加温する場合あり
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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◆湯沢町 奥湯沢 目の温泉 貝掛温泉 宿泊2014・2013・2012
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